「ブルペンで伝わらないこともある」と工夫の投球
福岡ソフトバンクのドラフト7位ルーキー、奥村政稔投手が6日、A組打撃練習でバッティングピッチャーを務め“プロ初登板”を果たした。
5日の田中正義、大竹耕太郎に続き、この日は同2位・杉山一樹、奥村という2人の新人右腕がバッティングピッチャーを務めた。
奥村は西田哲朗内野手に15球、牧原大成内野手に14球の計29球を投じ、ヒット性の当たりは4本。初めての打者との対決にも「西田さんは1つ上、牧原は同級生なので、そんなに緊張はしなかった」と、最年長ルーキーらしいひと言。
「身体の開きを変えてタイミングをずらしてみたりしましたが、打者の反応を見ることができたのは大きかったです。ブルペンでは伝わらないこともありますから」と、豊富な経験をプロ初のマウンドでも発揮してみせた。
今はまだ直球ばかりで「今日の採点は50点ですが、変化球が入れば変わってくると思います。早く変化球を投げたいですね」と、次回の“登板”を楽しみにしている様子だった。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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