北海道日本ハムドラ1吉田輝、初ブルペンで柿木にライバル心 「自分が先に投げられるように」

Full-Count 細野能功

2019.1.18(金) 17:25

新人合同自主トレで初めてブルペン入りした北海道日本ハムのドラフト1位・吉田輝星※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)
新人合同自主トレで初めてブルペン入りした北海道日本ハムのドラフト1位・吉田輝星※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

北海道日本ハムOBで侍ジャパンの建山コーチも絶賛「体重移動の仕方がうまい」

 北海道日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手が18日、自主トレ初のブルペン入り。鎌ヶ谷室内練習場で変化球を交え23球を投げた。

 直球20球、カーブ3球で、投球練習を見守った北海道日本ハムOBで侍ジャパンの建山義紀投手コーチも「高校時代も(テレビで)見てるし、指にかかったボールはいいですね。押し込みは(東北楽天の)則本を感じさせる。則本もそうだが、体重移動の仕方がうまい。自分の投球(スタイル)は何なのか、把握して長所を伸ばして欲しい。(侍ジャパンに)選ばれる権利はあるし、しっかり見ていきたい」と期待をかけた。

 ブルペンでは隣で甲子園の優勝投手でドラフト5位の柿木連投手が投げており「いい成績を残したものが(1軍で)投げられる。自分が先に投げられるように」とライバル意識を露わにした。

 甲子園から“吉田フィーバー”は続いているが、考え方は地に足がついている。「周りを意識するより、自分の球とか、フォームを確認しながら投げられてよかったと思う。今日は6割ぐらい。いい球を投げる、投げないの目的は最初から入っていなかった。ブルペンの傾斜も慣れてないし、その上で、いい投げ方が出来ているか、いないか。今日はそれをみようと思った」と冷静に分析した。

 実戦デビューに向けては「勢い強く、キャッチャーミットを貫くようなストレートが投げられれば(ゲームに)入っていいかなという自分のサインだと思っている」と、まずは自身の武器でもある強い真っすぐを追い求めていく。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

記事提供:Full-Count

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