埼玉西武の岡田雅利選手と熊代聖人選手が6日、所沢市の「総合住宅展示場 所沢駅前ハウジングステージ」で行われたトークショーに出演した。昨シーズン、共にレギュラー奪取とはならなかったものの随所で活躍を見せ、その明るいキャラクターでもチームメイトから愛される両選手を一目見ようと、約950人のファンが寒空の下に集まった。
内外野をこなす熊代選手だが、来季の希望のポジションについては浅村選手が抜けた「セカンド」と発言し、ファンを沸かせる。さらに羽織っていたチームのジャケットに縫い付けられていた「3」について突っ込まれると「なぜか僕のものがなくなって、アサ(浅村選手)がくれたんです」と、移籍後も自主トレを共にする浅村選手とのエピソードを明かし、この日一番の歓声を巻き起こした。
一方、岡田選手は昨年11月に手術した右肘の状態について、「スローイングはばっちり!」と笑顔。“甲斐キャノン”ならぬ“岡キャノン”については「無理」と苦笑いしたものの、森選手との正捕手争いへ意欲を見せた。
終了後、「無事に終わってホッとしています」(熊代選手)「もっとグダグダになるかと思った」(岡田選手)と直前まで緊張していたことを明かしたが、両選手はファンからの声援を受けて今後への思いを新たにした様子。
また、熊代選手はセカンドを狙う理由として「二軍にいる時はセカンドが多かったので」と経験をアピール。両選手ともレギュラー獲りには打撃が課題になるが、「守りがまずないとダメだと思っている」(熊代選手)「任されているバントなどの小技を磨いていきたい」(岡田選手)と、それぞれの持ち味を伸ばすことを誓った。
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