種市、成田はU-23侍ジャパンでも活躍
井口資仁監督の初年度となった2018年、59勝81敗3分借金22の5位でフィニッシュした千葉ロッテ。苦しい戦いを強いられた1年となったが、井上晴哉が急成長し、次代への可能性を感じさせてくれた。とはいえ、投手、野手ともにさらなる若手の奮起が不可欠なチーム状況だ。
ドラフト会議では目玉選手の1人だった藤原恭大外野手を3球団競合から引き当て大きな注目を集めたが、藤原以外にも有望な若手選手は多くいる。そこで、2019年のブレークが期待される、新シーズンでの逆襲へ牙を研ぐ若きマリーンズ戦士たち5人をピックアップした。
○岩下大輝(5年目・22歳)
石川・星稜高時代からMAX150キロ超の剛腕として知られていた大器は4年目の2018年に1軍デビュー。18試合に登板、うち2試合では先発も経験し、1勝3敗、6ホールドを記録した。11月の台湾遠征でも好投しており、2019年は先発ローテの候補の1人となる。
○種市篤暉(3年目・20歳)
伸びのある直球とスライダー、フォークのコンビネーションが持ち味。昨季1軍で7試合に先発として起用された。0勝4敗、防御率6.10と初勝利には手が届かなかったものの、10月2日の福岡ソフトバンク戦で8回10奪三振で完投するなどポテンシャルを感じさせた。2019年は1軍初勝利、そしてローテ入りを目指したい。
将来を担う左腕、高卒2年目の大砲に大きな期待
○成田翔(4年目・20歳)
2018年は1軍で5試合に登板。秋の「WBSC U-23ワールドカップ」に侍ジャパンU-23代表で出場。中継ぎとして好投し、準優勝に貢献した。さらには、福岡ソフトバンク石川の辞退によって「2018 日米野球」の侍ジャパントップチームにも追加招集され、リリーフで登板もした。千葉ロッテの将来を担う左腕として、国際舞台でも活躍を期待されている。
○安田尚憲(2年目・19歳)
北海道日本ハムの清宮とともに高校生スラッガーとして大きな注目を集めた2017年のドラフト1位。ルーキーイヤーは1軍で17試合に出場。10月2日の福岡ソフトバンク戦では、プロ初本塁打も放っており、大きな期待を抱かせた。新シーズンはルーキーの藤原とともに、関西の強打者コンビでレギュラー獲りに挑む。
○菅野剛士(2年目・25歳)
ルーキーイヤーの昨季は開幕1軍に名を連ねたが、終わってみれば、打率.176と苦闘の1年に。しかし、夏場の7月、シーズン終盤の10月にも1軍昇格を果たし、首脳陣の評価は高い。大学、社会人を経由しての遅いプロ入りだけに、2年目はレギュラー獲りへ勝負の年になる。
(Full-Count編集部)
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