鷹・千賀、スロースターターへ方針転換「100%でキャンプ迎えることやめる」

Full-Count 藤浦一都

2018.12.29(土) 07:10

契約更改に臨んだ福岡ソフトバンク・千賀滉大※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)
契約更改に臨んだ福岡ソフトバンク・千賀滉大※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)

「今年は2月1日が1番のピッチング。自分でも怖いくらい凄すぎた」

 福岡ソフトバンクの千賀滉大投手が28日、契約更改後に行った会見で、来季に向けた調整方法について語った。3500万円増の1億6000万円プラス出来高払い(金額は推定)でサインし、硬い表情で会見に臨んだ千賀。その中で来季に向けて“スロースターター”となることを明言した。

「今年は(キャンプ初日の)2月1日が一番のピッチングでした。自分でも怖かったくらいに凄すぎました。来年はそれなりのピッチングから段々と上げていければと思っています。自主トレからいい感じで入って、それをシーズンに持っていけるように。イメージとして1か月遅らせる感じですね」

 今季、初めて開幕投手を務め「最低限の仕事はできた」という千賀だが、来年は「チームの柱にいい加減なっていかないと。『千賀が投げれば(負けない)』という投手になりたいですし、先発の1番手として名前が挙がるくらいになりたい」と更なる成長を誓う。そのためにも開幕にピークを合わせ、それを維持するためにも「春のキャンプを100%で迎えることをやめようと思います」という。

「12月はノースローでいこうと思っても、つい不安になってキャッチボールを始めてしまう」という例年の流れを断ち切り、今年はここまでノースロー調整。「不安はありますが、チャレンジとしてやってみようと思います」と、その決意は固いようだ。

 ポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍願望は強く、来年1月にも、ポスティングを認めていない球団側と話し合いを行うという千賀。周囲に「メジャーでの投球を見てみたい」と思わせるような投手になるために、まずは来季、しっかりとした結果を残していきたい。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

記事提供:Full-Count

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