
ソフトバンク・東浜巨投手(36)の広島への無償トレードが6日、両球団から正式に発表された。12年のドラフト1位で亜大からソフトバンクに入団した東浜は17年に最多勝を獲得するなどプロ通算76勝46敗、防御率3・30。今季は右肩のコンディション不良で開幕から出遅れると、前田悠ら若手の台頭もあり、プロ14年目で初めて1軍の登板機会がなかった。
みずほペイペイにトレーニングで訪れた右腕は囲み取材に対応。「(ホークスには)本当に感謝しかないです。投げたいという思いが来年に向けてのモチベーション。今まで経験させていただいたことをしっかり結果に結びつけられるような形になれば」。ファーム・リーグでは12試合に登板し、6勝4敗、防御率2・37と一定の数字を残しており、新天地での活躍を誓った。
三笠杉彦GM(52)は「あれだけ実績がある投手ですけど、今年は1軍での登板機会が(なかった)というところで、(広島と)ご縁があって話がまとまりました」と本人の希望を尊重したと明かした。球団としては戦力外通告が終了した時点の支配下は61人。ドラフトで支配下指名の9人が入団すれば、上限の70人に達する事情もあった。
移籍先の広島は床田、森下の左右のエースがFA権を行使し、先発投手の補強が急務となっている。松田元オーナー(75)は「力は十分あるし、人柄もいいと聞いている。チームには若い投手が多いので、(投手)最年長として、技術的にも精神的にもリードしてくれることを期待している」と経験豊富な右腕の加入を喜んだ。