
西武からドラフト1位で指名された川尻啓人投手(22)=亜大=が29日、「いつも通り一人一人っていう意識で」と控えめに、プロ入り後のノーヒットノーラン達成に意欲を見せた。
東京・武蔵野市にある同校で広池取締役球団本部長、十亀スカウトから指名あいさつを受けた189センチ、94キロの大型右腕。重さを感じる最速158キロの直球が最大の武器で、「2ケタ勝利を挙げて新人王を取り、チーム、日本を代表する投手になりたい」と目標を掲げる。
大記録達成へ“事前準備”はばっちりだ。「見返してみたらちゃんとコースに投げられてたけど、いい打球が(味方の)正面に入ったっていう運もあった」と謙遜するが、東都大学リーグの10月13日・国学院大戦(神宮)では9回120球を投じ11奪三振の快投でリーグ22年ぶりのノーノーを達成。亜大で「川尻」といえば、1998年5月26日・中日戦(倉敷)で、同校出身の阪神・川尻哲郎投手が球界77人目の同記録をマークした前例もある。
西口監督も現役時代には3度の“ノーノー未遂”を記録するなど、高い壁であることは確実。それでも、「バックにいい守備がいるので安心して投げられるとは思います」とはにかんだ右腕が快挙を成し遂げる日が待ち遠しい。(大中 彩未)