北海道日本ハムが用意した資料は107ページ 栗山監督は“大王”を「ロンロン」呼び?

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2018.12.19(水) 22:15

北海道日本ハムのユニフォームに袖を通した王選手【撮影:駒田英】
北海道日本ハムのユニフォームに袖を通した王選手【撮影:駒田英】

 12月19日、王柏融選手が台北市で北海道日本ハム入団会見を行った。北海道日本ハムの竹田憲宗社長は契約が3年であることを明かし、球団としては長期間となった理由を「即戦力の期待の表れ」と説明。王選手応援ツアー企画による観客動員増や、チームが取り組む「北海道179市町村応援大使」活動の新たなコミュニティー作りなどでの経済効果にも期待を寄せた。

 会見に同席したLamigoの洪一中監督は王選手を「彼のファイティングスピリットは非常に強く、グラウンド内で音を上げたことはありません」と評し、3度のCPBL(台湾プロ野球)制覇への貢献に対する感謝の気持ちを伝えながら「ファイティングスピリットにあふれるあまり、走塁で「暴走」しがちだという点について(栗山監督に)注意をして頂きたいとお伝えしたいと思います」と語って、会見場の笑いを誘った。

 台湾球界きってのスターを預かることになった栗山監督は「凄い選手になってもらい、一緒に上(のレベル)に行ってもらえるような選手に必ずします」と熱く誓う。王選手がスピードガンで146キロを出した事実を知らされると「それは二刀流でいけるということですか?」と返答。親戚が王選手を呼ぶ際に使う「ロンロン」呼びの使用も示唆している。

 また、劉玠廷球団社長兼GMは北海道日本ハムに感じた「誠意」についても言及。北海道日本ハムが王選手獲得のために作成した資料には、トレーニング方法やスカウティングレポートについてだけではなく、「試食調査」に基づいた札幌市内にある台湾料理店の紹介などが含まれており、107ページにも及ぶボリュームだったという。

(取材・翻訳協力:駒田英)

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