
◆オープン戦 オリックス0―1ソフトバンク(8日・京セラドーム大阪)
オリックス・寺西成騎投手(23)が、開幕ローテーション入りへまたアピールに成功した。2日に行われたWBC日本代表との強化試合(京セラドーム大阪)では2回をパーフェクト。大谷、鈴木、吉田のメジャー組を封じたことで名前を上げた。この日は4回から2番手で登板し、4回を1失点、4者連続を含む7奪三振。大舞台を経験した右腕の存在感が増してきた。
侍ジャパンを封じた男には連絡が殺到した。「みんな大谷さんの話ばかりで…。『すごい』と言ってくれて、改めて『すごいんだな』と思いました」。6日前はオール直球勝負を挑み、二刀流から左飛。「雰囲気はありました。怖かったです」と体感し、投手として攻める勇気を身につけた。
「しっかり打者と勝負ができている。逃げないで、向かっていけるというのはあります」。パ王者のソフトバンク打線に無四球。決め球に困り、カットボールに頼るプロ1年目の姿はなかった。昨年秋から練習しているフォークにメドがついた。平野や宮城ら先輩投手から握りや投げ方を教わり、1球1球の状態によって使い分ける方法。「練習して、完成度を高めていけたら」と声を弾ませた。
宮城、曽谷のWBC組は不在だが、寺西にとってはチャンス。「前回、今回とつながって、いい感じに来ている」と岸田監督の評価を上げた。無限の可能性と向上心を持ったブレイク候補。2年目の飛躍が見える。(長田 亨)