
◆2025 パーソル クライマックスシリーズ パ最終ステージ 第1戦 ソフトバンク―日本ハム(15日・みずほペイペイドーム)
日本ハム・新庄剛志監督は今季1勝4敗のモイネロ対策として、この日登録された今川優馬を「5番・左翼」で先発起用した。
一塁ベースを回るとすぐに、両手を激しくたたき、右人さし指を突き上げた。この日、1軍昇格した今川は、3回2死、カウント1―2からモイネロの内角148キロ直球を捉え、左前打を放ち、チャンスメイクした。後続が倒れ、得点とはならなかったが昇格即、存在感を放った。
泥臭くはい上がってきた。今季はシーズンの大半を2軍で過ごしたが、9月9日のソフトバンク戦(エスコン)で昇格し、モイネロから1号ソロを放つなど3安打3打点の大暴れ。しかし、9月14日の西武戦(エスコン)で右太ももを負傷し再離脱を余儀なくされた。「ファーストステージ(第1S)を宮崎でテレビで見ていて、すごく興奮しましたし、その場にいられなかった悔しさを胸にフェニックス・リーグで不死鳥のごとく『何度でも、何度でも、はい上がってやる』っていう強い気持ちで過ごしてきた」。フェニックス・リーグの10月7日ヤクルト戦(西都)では、ヤクルト・奥川から左翼へ特大弾を放つなど復活し、福岡行きの切符をつかんだ。
北海道出身で道民からも愛される28歳。「呼んでいただいて、すごく光栄ですし、上がったからには勝利以外はいらないので、勝ってエスコンに帰れるように頑張りたい」。新庄ハムの不死鳥が日本一への切り札となる。(川上 晴輝)
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