
◆パ・リーグ オリックス7―4日本ハム(19日・京セラドーム大阪)
オリックス・太田椋内野手(24)が量産モードに入ってきた。「追い込まれるまでは、自分の強いスイングを。追い込まれてからはコンパクトに」。9回2死で有言実行した。2ストライクから田中の3球目を右前打。同学年の一塁・野村に「よう打つな」とツッコまれ、少しニンマリした。
「気持ちよく打席に入れている」と打席に立つと、電光掲示板の個人成績をチラ見。今季3度目の猛打賞で、打率も4割8厘まで上がった。19試合を消化し、リーグトップを独走する31安打。「絶対に落ちてくるし、4割なんて打てるわけがないので…」。当事者は冷静に現実を見るが、単純計算で年間233安打。15年の秋山(西武)の216安打を超え、プロ野球新記録ペースにも乗った。
すっかり「2番・二塁」を指定席とし、無安打に終わったのは3試合だけだ。「椋さん、行ってくださいよ」。「お前が行けよ」。紅林と組む二遊間は成熟過程。時にベースカバーをめぐり、冗談交じりの“譲り合い”ができるのも、息ぴったりの証拠だ。この日は2位・日本ハムに敗れたが、貯金6の首位。オリの「ミスター右中間」がアツい。(長田 亨)
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