
◆オープン戦 ソフトバンク4―2日本ハム(15日・みずほペイペイ)
日本ハムの清宮幸太郎内野手(25)がソフトバンク・和田毅投手(44)の引退登板での1打席対決の舞台裏を明かした。
日米通算165勝左腕の最後の登板にオープン戦ながら4万人のファンが駆けつけた。注目の1打席を前に「実はめっちゃ迷っていた」と打つべきか三振するべきか悩んでいた。試合前には新庄監督に「打っていいですか。三振した方がいいですか」と相談するほどだった。結局134キロの直球に空振り三振。「あの雰囲気になった時に、『ちょっとこれは打てない』と思って。でも本気の空振りだったので。これでいいです」と後悔は全くなかった。
右膝の違和感で5試合欠場していたが、早大出身の和田に対して早実出身という縁もあり最後の打者を志願した。「小さい頃から見てきた和田さんの最後の打者として立たせていただき、とても光栄。改めてすごい方の最後の打席に立たせてもらった」と感激した。
新庄監督は「打った方が和田くんの(将来の)トークとしては良かった」と今後のエピソードになると笑った。それでも「あれは打てないでしょうね」と振り返った。
右膝の違和感で5試合欠場していたが、この日は、1打席限定での先発出場。16日の試合からは新庄監督が復帰すると明言し、開幕に向けて調整していく。