
◆日本生命セ・パ交流戦 2026 日本ハム4x―3中日(13日・エスコンフィールド)
割れんばかりの大歓声が心地よかった。日本ハム・水野達稀内野手(25)は右人さし指を突き上げ、ナインが待つ歓喜の輪に飛び込んだ。3―3の9回1死、草加のスライダーを捉え、右中間へサヨナラ3号ソロ。「試合に出始めて、緊張とかなくなっていたんですけど、初めて興奮で(頭が)真っ白になった」。今季3度目の猛打賞はプロ5年目で初の劇弾。打率2割9分6厘、新庄ハムの不動のショートストップが一振りで接戦に終止符を打った。
値千金の一発でチームはリーグ優勝、日本一に輝いた16年の15連勝以来の9連勝で貯金を今季最多の7とし3位に浮上した。新庄監督は試合後、「アンビリバボー。連勝中の時ってこういう勝ち方するんすね」と大興奮。9回に守護神・柳川が2失点で追いつかれたが、その裏すぐに勝ち越したチルドレンの勢いに目を細めた。
リーグ首位・西武とのゲーム差は連勝中に2しか縮まらず4・5差。交流戦でパ・リーグが圧勝している現状に、「パが強い。交流戦やる意味ある?(笑)」と嘆き節。連勝記録には、「18連勝ですよね。南海ホークスの野村克也さんの」と、54年南海と60年大毎の過去最多18連勝を見据えた。
就任5年目で初のタイトルとなる交流戦Vは残り2試合とソフトバンクと西武の勝敗次第。「そこじゃないんですよね。交流戦優勝よりもその先」と指揮官。07年以来の栄冠をつかみ最終目標のリーグ制覇への足がかりとする。(川上 晴輝)