【日本ハム】加藤貴之 来季開幕投手奪還へ「競争に勝たないといけない」…今季は金村に内定も返り咲きへ意欲

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2025.1.27(月) 05:31

開幕投手の座奪還を目指す日本ハムの加藤貴之。沖縄でブルペン入りした(カメラ・川上 晴輝)

 日本ハムの加藤貴之投手(32)が26日、沖縄・名護での先乗り自主トレ3日目に参加。沖縄移動後、初めてブルペン入りし、30球を投げた。2023年の開幕投手は、今季はすでに金村尚真投手(24)が内定している大役奪還への熱い思いを明かした。来季、開幕投手に返り咲くため、チームトップの成績を残すことを誓った。

 加藤貴が内に秘めた思いを明かした。「いつか開幕投手をもう一回やらせてもらえるように」。23年に初の開幕投手を務めるも7回3失点で敗戦投手に。1失点の楽天・田中将大(現巨人)に投げ負けた。当時を振り返り「僕、負けたんで」とリベンジに燃えている。

 この日は沖縄入り後初のブルペン入り。20度超えの気温の中「いい感じで投げられた」と直球、スライダー、カットボール、フォーク、ツーシームを計30球丁寧に投げ分けた。今月上旬は千葉・君津にある、かつて所属した新日鉄住金かずさマジックのグラウンドでチームメートの玉井と自主トレ。「暖かいところで投げられる準備だけはしてきた」と本来の18・44メートルより短い距離でのブルペン投球を2回行い、万全の状態で沖縄に乗り込んだ。

 例年キャンプ初日からハードな投げ込みを敢行しており、今年も「変わらずに、投げていきたい」と23年の138球、昨年の140球と同様の投げ込みを行う予定だ。

 今季の開幕戦(3・28VS西武・ベルーナD)は3年目の金村、エスコンでの本拠地開幕戦(4・1VSソフトバンク)はエース・伊藤が内定している。残りのローテは山崎や北山、達、さらに昨季台湾リーグMVPで新加入の古林などとハイレベルな競争が待っている。「いいピッチャーが多いので負けないように。僕は(ローテの)権利はないし、何も決まっていないので。競争に勝たないといけない」。4年連続規定投球回に達し、昨季は自己最多の10勝をマークした32歳だが、アピールしていく立場を強調した。

 開幕投手で敗れた借りは開幕投手として返す。大役を再び任せてもらうべく、今季はチームトップの数字を残し、来季は必ず開幕投手を奪還してみせる。(川上 晴輝)

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