ロッテ・澤田圭佑、昨秋に「ちょっと面白くなってきています」と話していたスライダー 今季は「変化球のメインになってくるかもしれない」と手応え

ベースボールキング

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2025.1.24(金) 08:00

キャッチボールを行ったロッテ・澤田圭佑(撮影=岩下雄太)

◆ スライダーとチェンジアップ

 ロッテ・澤田圭佑は、昨年秋季練習で手応えを掴んでいたスライダー、チェンジアップが、一冬を越えてかなり良い状態になった。

 澤田は昨年10月31日の取材で「シーズン終盤にスライダーを横の大きいやつに変えて、それが今結構いい感じになってきています。スライダーは今ジョニーさん(黒木知宏投手コーチ)にフォームからこういうイメージというのを教えてもらって、そのフォームでスライダーを投げると結構曲がり始めた。曲げるイメージは西野さん、唐川さんにちょっと教えてもらって、フォームをジョニーコーチに教えてもらって、今こんな感じかなというのが出てき始めて、ちょっと面白くなってきています」と話していた。

 23日の取材で昨秋に面白くなってきていると話していたスライダーについて訊くと、「今も引き続き投げています。変化球のメインになってくるかもしれないですね」と、今季変化球の中で軸になる可能性があるとし、「めちゃ試したいです」と早く打者相手に投げたいとのこと。

 チェンジアップも昨年10月31日の取材で「ファームにいた時に大隣さんに教えてもらったよくなりました」と教えてくれたが、こちらも23日の取材で「いいと思います」とキッパリ。「安定しています。教えてもらった通りという感じです」と好感触を掴む。

 昨季吉井理人監督の助言で投げるようになったナックルカーブについては「まあまあという感じです」とのこと。ストレートは昨年のこの時期に比べて「全然去年よりいいです」と自信を見せた。その口ぶりからここまで、ものすごく順調に自主トレーニングを行っているように見えた。


◆ 体の成長

 澤田といえば、前田健太とトレバー・バウアーのYouTubeを見て独学で学びスプリットチェンジを投げるようになり、YouTubeを見て球種を覚えたりしていたが、このオフは「YouTubeは見てないですね」と明かし、「自分の体の成長をどうさせるかという感じです」と続けた。

 どう体が成長したのだろうかーー。

 「めっちゃ簡単に言ったら、自分の体の外の空間の意識が去年までは、めちゃめちゃ強かった。自分の体の外の空間に対して、自分がどう動くかというイメージが強かったんですけど、自分の体の中の空間認識というのをちょっと意識し始めて、一気に良くなったかなという時期がありました」。

 それは自主トレのテーマの一つとして、取り組んできていたのだろかーー。

 「それを覚えましょうでやっていたわけではなくて、今までの延長線上でいったら、いきなり(そういう感覚が)出てきたというのが、それです」と教えてくれた。

◆ 今季に向け

 昨季は一、二軍合わせて42試合に登板したが、今季に向けて「1試合でも多く一軍で投げられるように頑張ります」と意気込み、「勝っている時に投げられればいいと思うので、そういう苦しい場面で抑えられるように頑張ります」と勝ちパターンへの意欲を示した。

 リーグ優勝するために、「終盤勝っていたら逃げ切れるという安心感をチームが持てるように。その中の1人に入っていけるように頑張ります」と決意。今季はシーズン通して、貢献することを期待したいところだ。

取材・文=岩下雄太

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