楽天・浅村栄斗、一塁コンバートで強打復活だ 「体のキレを取り戻すため」黙々ダッシュ

スポーツ報知

  • ニュース

2025.1.14(火) 05:30

一塁で送球を捕る楽天・浅村(カメラ・有吉 広紀)

 楽天・浅村栄斗内野手(34)が13日、沖縄県内での自主トレを公開した。三木肇監督(47)から明言されている一塁コンバートで“強打復活”を果たし、まずは残り36本に迫っている通算2000安打達成を目指す。

 真新しい灰色のファーストミットを手に、ブランクを感じさせない動きで浅村が軽快にゴロをさばいていった。昨年の三塁から一塁へのコンバート。それは、指揮官が主砲の復活を願うからこその提案だった。

 「もっとバッティングに集中してもらいたいという話から、ファーストにコンバートする形になった」と経緯を説明した浅村。西武時代の13年には、一塁でベストナイン&ゴールデン・グラブ賞をダブルで受賞。「経験はありますし、難しさは当然ありますけど、それをプラスに考えてやりたい」と前向きにとらえた。平成生まれでは初となる通算2000安打まであと36本、通算300本塁打まであと3本と、節目の数字が間近に迫る。「一本一本しっかり打って、なるべく早く達成できるようにやりたい」と、こちらも意欲的だ。

 光る汗にも、決意が透けて見えた。照りつける太陽の下、黙々と坂道ダッシュなどに取り組んだ。「体のキレを取り戻すため、走ることに重きを置いてやっています」。昨季は楽天加入後、ともに自己最少となる14本塁打、60打点に終わった。巻き返しへ「満足のいく成績を楽天に来て出していない。もう一回、キャリアハイを出すためにやってみようという気持ち」と言葉に力を込めた。例年以上に打撃に集中した浅村が、何度も快音を響かせる。(有吉 広紀)

関連ニュース

2年連続フルイニング出場へ筋肉が「今までにない張り」 楽天・小郷裕哉が疲れにくい体へ新トレーニング
【楽天】今年の運勢は最高! 自主トレ公開の小郷が“幸運”を力に2年連続フルイニング出場目指す
楽天ドラ1・宗山塁は「意外と私生活は“あれ"なのかなって」注目ルーキーに意外な一面…ドラ5・吉納翼が明かした
楽天・宗山塁が鳥谷敬氏の講演から学んだこと…同じ大卒ドラ1の遊撃手 
楽天のドラ1「45歳くらいまで現役」 走り方こだわり、糖質とアミノ酸調合した特製ドリンクで意識高く

記事提供:

スポーツ報知