日本ハムが昨夏のパリ五輪陸上女子やり投げの金メダリスト・北口榛花（２６）＝ＪＡＬ＝を春季キャンプの臨時コーチとして招へいするプランが３日、浮上した。球団幹部は「（北口が）大好き」と旭川市出身のスターの活躍をチェック済み。昨季ＣＳ第１ステージ初戦で始球式を務めた縁もあり、指導する姿が見られるかもしれない。

　“北口コーチ”による効果は計り知れない。圧倒的な投てき力に加え、やりを操る体の使い方や柔軟性、投手陣や外野手の送球面で新たな発見も期待できる。球界屈指の強肩・万波のレーザービームも進化するかもしれない。また、勝者のメンタリティーも学ぶことができる。

　新庄監督は２２年に男子ハンマー投げの室伏広治氏を招へい。また、元陸上十種競技日本王者でタレントの武井壮からマンツーマンで走塁指導を受けた五十幡は昨季１８盗塁を記録した。異種目からの学びを積極的に取り入れる新庄ハムだからこその夢プランだ。

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