【現役ドラフト】ロッテの実力派15年ドラ1が西武へ…外崎の三塁コンバートで空いた二塁は激戦区に

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2024.12.10(火) 05:20

平沢大河

 3度目の開催となった現役ドラフトでは、ドラフト1位で入団した実力派の移籍が3年連続で実現した。15年1位のロッテ・平沢大河内野手(26)は西武に移籍する。

 西武は今季最下位の要因となった貧打解消に向け、ロッテから平沢の獲得に成功した。走攻守3拍子そろったユーティリティープレーヤーは「いいことも悔しいこともありましたが、全てが大切な思い出です。新天地で心機一転、頑張ります」と誓った。

 仙台育英では「世代屈指の遊撃手」と呼ばれ、2球団競合の末、15年ドラフト1位でロッテ入団。18年は自己最多の112試合に出場した。以降は故障にも泣き今季は3年ぶりに1軍出場なしに終わったが、シュアな打撃と内外野をこなす器用さは大きな武器だ。

 西口新監督は「レギュラーはショートの源田だけ」と明言。今季二塁で127試合に出場した外崎は三塁へのコンバートが濃厚で、空いたセカンドは児玉や滝沢、前ソフトバンク・仲田らがしのぎを削る激戦区となる。22年イースタン首位打者の平沢が本来の力を発揮すれば、チーム打率2割1分2厘で91敗を喫した歴史的貧打からの脱却が見えてくる。

 広池球団副本部長は「ドラフト1位で入団している素晴らしい素材の選手。環境が変われば、一気に花開く可能性を秘めています」と期待した。「結果を出すことで、今まで支えてくださった皆様に恩返しがしたい」と平沢。新天地で遅咲きの花を咲かせる。(大中 彩未)

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