楽天、ベガルタなど仙台のプロスポーツチームがシンポジウムで地域発展を議論

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2024.11.15(金) 07:00

地域とスポーツについて討論した(右から)仙台89ERS・志村社長、楽天・森井球団社長、ベガルタ仙台・板橋社長、マイナビ仙台・本棒社長

 仙台市、仙台大、河北新報社が主催する「在仙プロスポーツ球団設立周年記念 第19回スポーツシンポジウム」が13日、仙台市内で開催された。「プロスポーツのレガシーと未来」を議題に約2時間討論した。

 第1部はスポーツジャーナリストの生島淳氏が講演し、プロスポーツがもたらす地域の発展について語った。最近では「いろいろな地域でスタジアムやアリーナがオープンしている」と、今年から開業した長崎のピーススタジアムを一例に挙げた。メインのサッカー場だけではなくホテルや大学なども併設される複合型施設。スポーツを中心とした雇用や街の活気につながる環境に「今後こういうスタジアムがまちの中心になっていけばいいな」と思いを話した。

 第2部では楽天・森井誠之社長、ベガルタ仙台・板橋秀樹社長、仙台89ERS・志村雄彦社長、マイナビ仙台・本棒陽一社長が登壇し、各球団の地域に向けた取り組みを紹介した。

 楽天は1950年開業のホームスタジアム・宮城球場の“鬼リノベーション”。市民クラブのベガルタは公共財として、幼稚園などでのサッカー教室や「ベガル田」と名付けた農作業などの地域活動。89ERSは仙台市出身で元選手として震災も経験した志村社長が、より地域密着を目指したバスケットゴール設置などのインフラ整備。就職・転職や人材派遣などを主業務とするマイナビは、子どもたちの職業選択の可能性が広がるようスタジアムでの職業体験や限定ユニホームのデザインコンペなどの活動を発表。それぞれの違った視点から地域のまちづくりや、子どもたちの育成の大切さなどを話した。

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