【ソフトバンク】ドラフト1位の神戸弘陵・村上泰斗が決意「1年目から1軍の舞台で」…指名あいさつ

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2024.10.25(金) 17:40

王貞治会長(右)小久保裕紀監督から贈られたサインボールを手に活躍を誓う神戸弘陵・村上泰斗(カメラ・谷口 健二)

 ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受けた神戸弘陵・村上泰斗投手が一夜明けた25日、兵庫・神戸市内の同校で永井智浩編成育成本部長、稲嶺誉アマスカウトから指名あいさつを受けた。

 同校からは、2017年のオリックス育成2位・東晃平以来、7年ぶりとなるNPB戦士の誕生。1位指名は1996年の西武・玉野宏昌以来、実に28年ぶりの快挙だ。村上は「自分がまさか1位に選ばれるとは…」と、一夜明けながらも興奮を隠せない様子。その中で、「2年半、ドラフトに向けて頑張ってきたので、ほっとした気持ちが強い。でも、これが終わりではなく、新たなスタートとして頑張りたい」と気を引き締めた。

 この日は、永井氏、稲嶺氏と約30分間の対話を行った。終了後、村上は「自分は甲子園にも出てないし、(U―18)日本代表にも選ばれていない。それでも、素質のところを認めていただいた」と感謝。「ストレートにこだわっていたい」との思いを胸に、両氏に見守られる中、色紙には「火の玉ストレート 村上泰斗」の文字をしたためた。

 ホークスは今年、2位・日本ハムに13・5ゲーム差をつけ、ぶっちぎりでパ・リーグを制覇。CS最終Sでは日本ハムを3連勝で退け、あす25日からは4年ぶりの日本一奪還を目指してDeNAとの日本シリーズを戦う。村上は「強い球団に指名していただいた」と、常勝軍団への仲間入りに笑顔。そのうえで、「(福岡といえば)ソフトバンクのイメージが強いので、自分もそのイメージに入っていけるように」と、主戦力となる決意を示した。

 チームは、20年から5年連続で高校生を1位で指名。昨年に指名を受けた前田悠は今季、高卒ルーキーながら、ファームでは防御率1・94の好成績をマークし、10月に1軍デビューを果たした。そのような状況下で、最速153キロ右腕は「1年目から1軍の舞台で投げられるように」と、自分自身に対して高い目標を設定。「プロ野球は日本の皆様から愛されている。やっぱり、応援される選手になりたい」と、本拠地・みずほペイペイドームで鷹党を沸かせる日を思い描いた。

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