【ソフトバンク】元DeNAの秘密兵器が1軍合流 ハマスタの特徴をナインに伝授 山川穂高も「デカい」

スポーツ報知

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2024.10.22(火) 15:28

練習の合間に笑顔を見せるソフトバンク・嶺井博希

 ハマスタの秘密兵器は元ベイスターズ戦士だ。ソフトバンクは22日、みずほペイペイで全体練習を実施。21日夜に日本シリーズで対戦する相手がDeNAに決まったことで、小久保裕紀監督は「左の代打。(ソフトバンクがDeNAに敗れた)ファーム選手権で勢いをつけさせたなという感じですね。あの2ホーマーであの地位を獲得した」とクライマックスシリーズで9打数3安打1本塁打2打点と活躍したフォードに要警戒印をつけた。

 投手陣も初めて対戦する相手がほとんど。「(救援で)パターンが決まっているのは(守護神の)森原ぐらい。知らんピッチャーが多いなと思った中で、球が速いピッチャーが多いなと感じました。昨日(21日の先発)の左ピッチャーのケイか。真っすぐ155キロぐらい出ていましたし」と不気味に感じた様子だった。

 そんな中で頼りになるのは、2022年までDeNAに在籍した33歳だ。フェニックス・リーグに参戦していた嶺井博希がこの日、1軍に合流。指揮官は古巣に関する情報、意見を交換した。「縁があるね、という話をした。40人枠の登録はもちろんする。(うち26人が入る)ベンチ入りかどうかは決まっていないんですけど」とDH制が採用されない横浜で、第3捕手としてベンチに入れるかどうかを検討しつつ、当然戦力としても期待していることを明かした。

 嶺井は今季の出場は4試合に終わったが、全て第3捕手としてベンチ入りした敵地での交流戦だった。うち横浜でのDeNA戦は3試合の“フル出場”。6月8日の第2戦では代打で東から2ランを放つなど、4打数3安打1本塁打3打点の大活躍だった。

 この日、嶺井はライブBP(実戦形式の打撃練習)に出場。久々に会った1軍ナインに秋の横浜スタジアムの注意点について聞かれて「ドームじゃない」とボケた。2017年の日本シリーズは敵としてソフトバンクと戦った。「ホークスは強いなと思った。勝てる気がしなかったですもん。力の差があるなと思いました」と振り返った。しかし「今、もうベイスターズも変わってますし」と力の差がなくなっていると強調。改めて、古巣相手との頂上決戦に「負けられないですね」と言葉に決意を込めていた。

 ▼山川穂高内野手(嶺井は沖縄出身の同郷で同学年。プライベートでも仲良し)「嶺井が来たのはデカいですね。(DeNAの特徴を知ってるから?)そういうのじゃないです。普通に飯を食う仲間として(笑い)。そっちに期待しています」

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