【オリックス】新監督は岸田護投手コーチに一本化 チームひと筋433試合登板 要請の受諾に支障なし
スポーツ報知
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2024.10.8(火) 04:00
オリックスが、新監督を岸田護投手コーチ(43)に一本化したことが7日、分かった。中嶋聡監督(55)が6日に今季限りでの辞任を電撃的に表明し、内部昇格を軸に水面下で後任をリストアップ。有力候補として挙げていた岸田コーチに、来季の指揮を託す方針を固めた。
中嶋監督の辞任表明から一夜明け、球団の動きは素早かった。この日、仙台から大阪へ移動した湊球団社長は「すごく命を削って、やられている仕事。ずっと(監督を)やってほしいですけど、いつかは(終わりが)来ることなので」と、まずは中嶋監督の功績に敬意を表した。後任選びについても「速やかに進めていくのは当たり前のこと」と、強調した。
19年の2軍監督、20年の監督代行を経て、昨年までリーグ3連覇。最も重要なのは中嶋野球の継承だ。岸田コーチはオリックスひと筋で通算433試合に登板。現役時代から人望は厚く、19年の引退後は投手育成に尽力してきた。選手に寄り添い、時に厳しさも持ち合わせる指導法。今季は5位に沈んだが、チームに精通する岸田コーチが適任と判断したもようだ。
球団は今季最終の6日・楽天戦(楽天モバイル)の試合後、コーチ全員と面談。シーズンを振り返り、6月から1軍担当となった岸田コーチも「おっしゃることはすごく勉強になったし、重い言葉だった。全てが勉強になりました」と、中嶋監督に感謝した。要請の受諾にも支障はないとみられ、「岸田オリックス」の誕生が近づいてきた。
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