【ロッテ】佐々木朗希、5回7安打3失点も昨季を上回る8勝目の権利を得て降板…1・5差の4位・楽天との直接対決

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2024.9.8(日) 19:03

力投するロッテ・佐々木朗希(カメラ・越川 亘)

◆パ・リーグ ロッテ―楽天(8日・ZOZO)

 ロッテの佐々木朗希投手は、5回までに98球を投げ、7安打3失点と苦しい投球となったが、1点ビハインドの裏の攻撃で味方が逆転に成功し、昨季を上回る8勝目の権利を得て降板した。この日の最速は159キロだった。

 CS争いで重要な4位・楽天との4連戦はここまで1勝2敗で、ゲーム差1・5と接近。4戦目のマウンドを託された右腕だったが、初回は先頭・小郷を中前安打を打たれると、1死一塁で3番・辰己への初球スライダーで盗塁を許し、得点圏にランナーを背負った。さらに2つの四球で2死満塁とすると、6番・渡辺佳明には左前適時打。2塁走者の生還は左翼・角中の好返球で阻止したが、1点を先取された。

 3回には2死から3番・辰己に中前安打を許すと、浅村の5球目のスライダーはインコースにやや外れ、この日2個目の盗塁も許した。四球で2死一、二塁と再びピンチを招いたが、最後は5番・鈴木大を156キロの直球で二ゴロにねじ伏せ、無失点に切り抜けた。

 1点リードの5回には先頭・小郷を右前安打で出塁を許すと、続く2番・小深田には初球スチールを決められ、無死二塁。1死から3番・辰己に適時二塁打を放たれ、2―2の同点に。その後は2死一、三塁から渡辺佳明に右前適時打を許し、勝ち越しを許した。

 打線は、3回に先頭・佐藤が四球で出塁すると、9番・藤原が会心の当たりを右翼線に放ち、適時三塁打に。さらに1番・小川も適時中前打で続き、逆転に成功した。再び逆転され、1点ビハインドで迎えた5回には先頭の7番・中村奨が右中間二塁打で出塁すると、1死三塁から9番・藤原に右前適時打。さらには1死満塁から3番・ソトに2点左前適時打が生まれ、この回で再び試合をひっくり返し、先発・佐々木に勝ち投手の権利が舞い込んできた。

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