【オリックス】西川龍馬がプロ9年目で初の2試合連続4安打 4連勝で3位ロッテと5・5差に

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2024.9.2(月) 05:00

9回1死三塁、西川龍馬は左前タイムリー打を放つ(カメラ・竹松 明季)

◆パ・リーグ 楽天2―6オリックス(1日・楽天モバイル)

 オリックスが大逆転CSの扉を開け始めた。6回に若月が決勝打を放ち、2番手の鈴木は中日から現役ドラフトで移籍後初勝利。主役こそ譲ったが、一気に状態を上げてきたのが西川だ。プロ9年目で初めて2試合連続の4安打。「たまたまなんで、何とも思わないです」と快打連発も冷静だ。

 4回の2打席目から左前打、左翼線二塁打、右前打と打ち分け、9回1死三塁の左前打でダメ押しの6点目。2戦連続の3安打で通算250二塁打も達成した森とともに、FA組の看板選手が攻撃の中心にいた。

 西川は昨季、広島でセ2位の打率3割5厘。オリックスでは、環境に慣れることから始まり、常に準備だけは怠らなかった。先発でない日は必ずベンチの居場所を端に変える。グラウンドに視線を送り、同じ左打者の立ち位置や構え、待ち球などを研究。それらを自身に生かせないかを試みるためだ。

 「もともとCSはあきらめていない」と前を向いた天才打者。4連勝し、9月を白星発進した中嶋監督も「ここから上げていってほしい」と期待を込めた。残り24試合で3位のロッテと5・5差。役者がそろったオリックスは怖い。(長田 亨)

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