
オリックスが、育成の陳睦衡(チェン・ムーヘン)投手(20)、本田仁海(ひとみ)投手(27)、東山玲士投手(26)を支配下登録することが29日、分かった。3人を同時に登録すれば球団初。支配下選手を上限いっぱいの70人とし、パ・リーグ4位から巻き返す。
チームは46勝46敗2分けの勝率5割で前半戦を終了。エースの宮城と山下がそれぞれ左肘、右肘の手術で今季不在となり、投手陣の強化がテーマとなっていた。台湾出身の陳はメジャー球団が関心を寄せたほどの逸材。加入2年目で能力開花の気配を漂わせていた。
ここまでファーム・リーグで2試合に登板し、計6回を無失点。一時のコンディション不良を乗り越え、直球は自己最速に1キロと迫る152キロまで回復した。「山本由伸投手のようになりたい」と先発の理想を思い描いてきた本格派右腕だ。
リリーフにも強力な2枚が返り咲くことになった。9年目右腕の本田は、通算96試合に登板してきた。右肘手術の影響で1年目の18年オフに一度目の育成契約となり、翌年7月に支配下登録。22、23年のリーグ連覇にも貢献したが、昨年9月に右肘のクリーニング手術などを受けた。昨年5月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた2年目右腕・東山とともに実戦登板を重ねている段階。1軍の戦力になり得ると判断された。
昨年のドラフト6位で指名したジョージア大の二刀流・石川ケニー投手(22)は米大リーグのレッズ入り。今月末の登録期限を前に、打てる手はすべて打つ構えだ。
◆陳 睦衡(チェン・ムーヘン)2006年3月23日、台湾生まれ。20歳。穀保家商高から台湾国立体育大へ進学。24年9月の「U―18アジア選手権」では2試合に先発し、計9回1/3を2安打無失点。同年10月に育成枠でオリックス入団。181センチ、84キロ。右投左打。年俸600万円。
◆本田 仁海(ほんだ・ひとみ)1999年7月27日、神奈川県生まれ。27歳。神奈川・星槎国際高湘南では甲子園出場はなし。17年のドラフト4位でオリックス入団。通算成績は96試合で6勝6敗、2セーブ、30ホールド、防御率4・66。181センチ、74キロ。右投左打。年俸2000万円。
◆東山 玲士(ひがしやま・れいじ)2000年5月5日、香川県生まれ。26歳。丸亀では甲子園出場なし。同大から社会人・ENEOSを経て、24年のドラフト5位でオリックス入団。180センチ、83キロ。右投右打。年俸700万円。