【ソフトバンク】優勝への“例のナンバー”「36」再点灯 小久保監督、マジ〇クは「禁句や」 貯金最多32

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2024.8.7(水) 12:32

6回無死一、二塁、中越え適時二塁打を放つ正木智也(カメラ・今成 良輔)

◆パ・リーグ ロッテ4―6ソフトバンク(6日・ZOZOマリンスタジアム)

 ソフトバンクに優勝への“例のナンバー”「36」が再点灯した。小久保裕紀監督(52)は「そんなん、禁句や言うてるでしょ」と笑みを浮かべながら、引き続き報道陣に“マジ○ク”の4文字を用いることをタブーとした。そして、チームにはびこりかねない優勝への楽観ムードを戒めた。5点リードの9回に登板し、1死も奪えずポランコに3ランを浴びた津森について「(マウンドに)上がった時、ユルいなと思ったら、何かそうなるよ。俺はそう見えたよ。大いに反省してほしい」と、語気を強めた。

 それでも打のキーマンの成長が頼もしい。3年目の正木だ。ロッテに1点を返されて3―1となった直後の6回。4番山川の中前打、5番・近藤の四球で無死一、二塁となり、中堅フェンスをワンバウンドで越えるエンタイトル適時二塁打を放った。リーグダントツの出塁率4割4分7厘を誇る近藤の後を打つ6番として7月16日のロッテ戦(みずほペイペイ)から固定されると、以降チームは12勝3敗。「ずっと6番。いい加減、慣れるでしょ」と、指揮官は目を細めた。

 これで正木の得点圏打率は4割6分2厘。打席数を度外視しても、柳町の4割2分9厘を超えてチームトップに立った。慶応高、慶大の2学年先輩を超えたと聞かされ「お~! やっぱ(柳町)達さんには本塁打、打点で負けているんで、そういうところで勝たないと」と笑顔。上級生との切磋琢磨(せっさたくま)がチームに好影響を与えている。

 ZOZOでの連敗を3で止め、貯金も今季最多を更新する32まで積み上げた。「9回だけじゃないですかね。反省点は」と、小久保監督もチーム全体に合格点を与えた。ロッテが黒いユニホームを着用しているため、今カードはホーム用の白い戦闘服に身を包む鷹。敵地で白星を積み上げて、マジ〇ク減らしといきたい。(田中 昌宏)

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