【ソフトバンク】3日連続逆転負けで2位との差は最大12・5から6に…パワー系右腕が3度の押し出し四球

スポーツ報知

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2024.7.16(火) 05:00

7回1死満塁、岡大海(左)に勝ち越しとなる押し出しを与えた杉山一樹(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ ソフトバンク5―8ロッテ(15日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクの尻に火がついた。3日連続の逆転負けで、今季4度目の3連敗。「あの展開なら、益田を出した時点で良くやったでしょう」と小久保監督。最大6点差から、相手守護神を引っ張り出したことを前向きにとらえた。しかし最大12・5あった2位とのゲーム差は、6月7日(当時の2位は日本ハム)以来の6まで縮まった。

 1点リードの7回で試合が壊れた。先発・大関が無死満塁で途中降板。2番手・杉山が誤算で、押し出し四球を3度も与えた。今季初めてイニング途中からの登板で7点のビッグイニングをつくられた。「難しいですが、やるしかないんで」とパワー系右腕は唇をかんだ。

 倉野投手コーチは6回で球威が落ちた大関をあきらめ「継投の可能性もあった」と明かしたが、下半身のコンディション不良のオスナ不在ではヘルナンデス、松本裕につなぐ駒が足りない。メキシコ人クローザーの前半戦での復帰は「難しい」(同コーチ)ため、試練が続く。

 指揮官は「オスナがいない中、7~9回をどうしていくか。これにヘコたれずやっていってほしい」と杉山ら現有戦力に奮起を促した。「我慢の月」と位置付けた7月はこれで3勝8敗。振り向けばカモメのくちばしが眼前に迫る。(田中 昌宏)

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