【ソフトバンク】広瀬隆太の悪送球で一塁走者も生還 なぜ“テイク3”?
スポーツ報知
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2024.6.23(日) 15:22
◆パ・リーグ ソフトバンク―ロッテ(23日・みずほペイペイドーム福岡)
ソフトバンクが2点リードの6回、複雑な“2点タイムリーエラー”で同点に追いつかれた。
1死一、二塁で中村奨の打球は遊撃へのボテボテのゴロ。今宮が懸命に前進して二塁・広瀬にトスしたが、一塁走者・高部の足が勝り、二塁セーフ。今宮のトスを直接右手で捕球した広瀬が、一塁に転送を試みたが、送球は一塁・山川がジャンプしても届かない悪送球となり、そのまま観客席に飛び込んだ。
記録は遊ゴロ野選と二塁の失策。3―3の1死二塁から試合は再開した。
なぜ一塁走者も“テイク3”で生還が認められたのか。理由は以下の通り。
◆野球規則5・06b4 次の場合、各走者(打者走者を含む)は、アウトにされるおそれなく進塁することができる。(G)2個の塁が与えられる場合―送球が、(1)(前略)スタンドまたはベンチに入った場合(後略)。審判員は2個の進塁を許すにあたって、次の定めに従う。すなわち、打球処理直後の内野手の最初のプレイに基づく悪送球であった場合は、投手の投球当時の各走者の位置、その他の場合は、悪送球がなされたときの各走者の位置を基準として定める。
打球を処理した今宮の送球がスタンドに入った場合は「投手の投球当時の各走者の位置」が基準になるので、1点で済むが、今回のケースは「その他の場合」に該当。一塁走者も二塁走者も、それぞれ次の塁に進塁した後の「悪送球」だったため、進塁後に“テイク2”が適用された。
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