【ソフトバンク】15年目・今宮健太、自身の記念試合で決勝打!守備の名手がポケットのロジンを1球ごとに触る理由

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2024.6.9(日) 05:00

9回1死一、三塁、代打・佐藤直樹の適時打で生還した今宮健太は、ナインに迎えられる(カメラ・堺 恒志)

◆日本生命セ・パ交流戦 DeNA3―5ソフトバンク(8日・横浜スタジアム)

 ソフトバンク・今宮が節目の記録を決勝打で彩った。遊撃手では小池兼司(61~74年、南海)に並ぶ球団最多1494試合出場。3点リードを追いつかれた直後の9回1死二塁、森原の低めチェンジアップを中前へはじき返すと、二塁走者・川瀬が生還した。「外野の捕り方を見て回したと思う。回ると思っていなかったんで、びっくりしましたね」。後輩の好走塁と井出三塁ベースコーチの好判断に感謝し、勝利の美酒を味わった。

 13年から5年連続ゴールデン・グラブ賞を獲得するなど、常勝軍団を支えてきた名手。準備を怠らず、投手が1球投じるたびにお尻のポケットに忍ばせるロジン(滑り止め)に右手を伸ばす。「手汗がすごいんで(笑い)。暴投するよりは準備をして戦うことが一番大事」。小さい頃からの「憧れ」と明かす松井稼頭央(西武、楽天)の持つパ・リーグ記録の1531試合出場も視界に捉えている。

 チームは3カード連続の勝ち越しで、今季最多の貯金21。ホークス一筋15年目の背番号6はヒーローインタビューで「3連勝できるように全力で頑張ります」と声を張り上げた。19年以来の交流戦優勝と4年ぶりのリーグVへ、やはり不可欠な存在だ。(小松 真也)

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