【西武】プロ初登板初先発の菅井信也が5回2失点で降板「反省を生かしていきたい」

スポーツ報知

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2024.6.6(木) 20:40

5回2失点の菅井信也(カメラ・清水 武)

◆日本生命 セ・パ交流線 ヤクルト―西武(6日・神宮)

 西武・菅井は5回2死、村上を128キロのスライダーで空振りの三振に仕留めると、マウンドで小さくガッツポーズをつくった。その裏の打席は代打・長谷川を送られた。郷里の山形から駆けつけた母・由紀子さん、母校・山本学園(現惺山)の志藤達哉監督ら約20人が見つめる中でのプロ初登板初先発の舞台は5回2失点のほろ苦いものとなった。

 試合前の練習で着ていたTシャツの背番号は「128」。入団3年目にして育成から支配下契約を結んだのは2日。ウェア、用具などに新背番号「71」を施す時間がないほど、契約4日後には慌ただしく1軍の先発マウンドに立っていた。最速149キロの速球にスライダー、チェンジアップを武器にする左腕。5日の練習後には「元々緊張するタイプなので、そこは緊張していこうかなと思います」と話していたが、立ち上がりからボールが先行する苦しい投球。硬さが表れていた。

 初回は2四球を与えながら無失点で切り抜けたが、2回は2四球2安打で先制点を献上すると、3回には山田に左越えソロを被弾。5回までに3安打4奪三振も4四球、103球の球数は多すぎた。菅井は球団広報を通して「今日は初登板ということで絶対に勝つという強い気持ちとしっかりと腕を振ることをテーマにマウンドに上がりました。四球を多く出してしまいましたが、その中でも最少失点に抑えることができたのは今後につながると思います。また、後半のようにストライク先行の投球ができれば、自分自身のパフォーマンスができると思うので次、先発の機会を与えていただけるのであれば、今日の反省を生かしていきたいです」とコメントした。

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