10連勝逃すも無敗継続のロッテに感じる“終盤の強さ” 五十嵐氏「“何か起こせるぞ”っていう気持ちになる」
ベースボールキング
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2024.5.31(金) 06:20
ロッテ・ポランコ (C) Kyodo News
◆ 土壇場での執念深さはピカ1かロッテは30日、敵地でのヤクルト戦に3-3の引き分け。10連勝は決められなかったものの、これで5月14日から13戦負け無しを維持する結果となった。
この日は初回から3番に復帰した中村奨吾の1号2点本塁打で幸先よく先制するも、小刻みな反撃で3回には同点にされてしまう。先発の西野勇士は6回に痛恨の勝ち越し適時打を浴びるも、それでも6回3失点と試合は作り後続にバトンタッチする。
西野の力投になんとか応えたかった打線は、9回、代打の先頭・角中勝也が11球粘った末に四球をもぎ取ると、安打と犠打に深刻敬遠で一死満塁の大チャンスを作る。ここで登場した代打・グレゴリー・ポランコがツーシームを強振し、昨日に引き続き土壇場でチームを同点に導く適時打を放った。
その後はリリーフ陣が奮闘してドローに持ち込んだロッテ。5月に入り絶好調を維持するパ・リーグ2位については、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した五十嵐亮太氏も「いい雰囲気だと思います」と太鼓判を押した。
また五十嵐氏は続けて「昨日も9回で得点して同点に追いついたんですけど」と9回の攻撃に注視し、「まぁヤクルトの中継ぎ陣が踏ん張れなかったので難しい所ではあるんですけど、やっぱりこういう試合をやってると“終盤に何か起こせるぞ”っていう気持ちになってくる」と解説。
粘り強い戦いを続ける事でチーム全体にいい空気が生まれてくると自身の経験を踏まえて語り、「最後まで諦めないで、チームが1つになったまま戦い続けられますよね」と投打で一丸の雰囲気が強まっていくと高く評価した。
昨季は死闘の末に2位を死守したロッテだが、吉井政権2年目の今季もその勝負強さは健在の様子。現在のリーグ順位はソフトバンクと日本ハムに次いで3位だが、最後まで粘り強く食らいつく戦いぶりは上位進出へと繋がっていくだろう。交流戦でもどこまで連勝を継続させられるか、引き続き注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』