「ソフトバンク打線も強いけど、ロッテ打線のがもっとすごい」佐々木朗希、快投で今季最多6連勝

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2024.5.25(土) 05:25

お立ち台でポーズをとる(左から)高部、佐々木、岡(カメラ・今成 良輔)

◆パ・リーグ ロッテ3―1ソフトバンク(24日・ZOZOマリン)

 2戦33得点の最強タカ打線をねじ伏せた。佐々木は首位・ソフトバンクを相手に、今季最速タイ162キロの直球を軸に7回5安打1失点、8Kの快投。3点の援護で今季4勝目を挙げ、お立ち台では「ソフトバンク打線も強いけど、ロッテ打線のがもっとすごいと思います!」と声を張り、味方に感謝を込めた。

 立ち上がりは35球を要し、苦しめられた。「フォークが甘く、真っすぐも押し切れなかった」。2死一塁から4番・山川に初球を右前に痛打され、2死一、二塁。続く近藤には高めに浮いたフォークを左越え適時二塁打にされた。だが、「真っすぐは強さがあった。それを生かしながら今日は投げられた」と剛球を信じて要所を締めた。5回1死一塁の場面では、巧打者・柳田に対し、インハイ159キロで詰まらせて併殺打にするなど、要所を締めた。

 自己最速165キロを誇るが、今季は開幕から6戦で160キロ台が2球にとどまっていた。苦悩を知る小野コーチは「前回から変わったのは間違いない」と、17日の日本ハム戦をターニングポイントに指摘。フォーム修正で一気に計12球をマークしており、「下半身の部分でいい気づきがあって、フォームの改善ができた。これから先につながる、彼がもがいて出した答え」と明かした。らしさが戻りつつある剛腕は、この日も160キロ超を12球を計測し、「いいフォームで投げられ、スピードもコントロールもよくなっている」と実感を込めた。

 ちょうど1年前の西武戦(ZOZO)で昨季最多6連勝を飾った“吉日”に、またもチームは今季最多6連勝とした。次回は31日・阪神戦登板が濃厚な右腕は「シーズンを投げ始め、毎年阪神と当たっているので、愛着があります(笑い)。打席にも立つので、頑張ります!」と、プロ5年目での初安打も誓った。(竹内 夏紀)

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