【ソフトバンク】サヨナラ!4年ぶりホーム7連勝!小久保裕紀監督は対西武10勝に「6勝6敗で御の字と」

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2024.5.19(日) 17:24

9回1死一、二塁、サヨナラ安打を放ち、ナインから祝福される近藤健介(中)(カメラ・馬場 秀則)

◆パ・リーグ ソフトバンク2x―1西武(19日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクが今季5度目のサヨナラ勝ちで4連勝を飾った。2020年以来4年ぶりのホーム7連勝を飾り、みずほペイペイでも6連勝。ここ10試合で9勝1敗という驚異的な強さで、貯金も今季最多を更新する17まで増やした。

 0―1の9回。先頭・周東が右前打を放つと、西武の先発・武内が足をつって降板。2番手・アブレイユにスイッチすると、周東が二盗成功。代打・中村晃は二飛に倒れたが、続く柳田が同点の右前打。山川は死球(代走・川瀬)で1死一、二塁となり、最後は近藤がサヨナラの右越え二塁打を放った。

 18日の逆転2ランに続き、連日のヒーローとなった近藤。「外野がだいぶ前進守備だった。なんとか外野に飛ばそうと、ボールを集中して待つイメージで打席に立ちました。ちょっと詰まったけど、越えるなと思いました。『やった』って感じです」と胸を張った。

 これで対西武は6連勝→2連敗→4連勝で10勝2敗。小久保監督は開幕前から、西武との12試合を交流戦前までのヤマと設定していたが、これで4度目のサヨナラ勝利と、紙一重の戦いをモノにしてきた。「(相手の)先発投手を考えると、正直6勝6敗で御の字という計算だった」と打ち明けた。あす5月20日は王貞治球団会長の84回目の誕生日。指揮官は「白星が最高のプレゼント。しっかりご報告します」と笑みを浮かべた。

 先発・大関は初回2死一、三塁のピンチを招くと、蛭間に先制の左翼線適時二塁打を献上。ただし2回以降は2安打無失点に抑え、“スミ1”で8回4安打1失点と粘ったことが、逆転サヨナラを呼び込んだ。

 打線は8回まで西武のルーキー・武内に無得点。前回に対戦した3日(ベルーナ、0●1)も8回無失点に抑えられていた。アクシデントでの降板も絡んだが、9回の柳田の同点打が、武内につけた17イニング目の初失点。ソフトバンクも昨年ドラフトで1位指名したものの、クジで外した福岡出身かつ少年時代からホークスファンだった左腕。今後も鷹の前に立ちはだかるかもしれない。

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