【ロッテ】小川龍成「捕手以外は全部練習している」…主力の離脱が相次ぐチームを支えるユーティリティー選手

スポーツ報知

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2024.4.9(火) 06:30

4月4日のソフトバンク戦 近藤健介の二塁ゴロを小川龍成が捕球しジャンピングスロー(カメラ・豊田 秀一)

 ロッテの小川龍成内野手(26)が9日までにスポーツ報知の取材に応じた。内外野をこなすユーティリティプレーヤーは、俊足を生かした堅実な守備が持ち味。藤岡裕大や安田尚憲ら主力の離脱が相次ぐチームを支えるキーマンは、キャリアハイの活躍を目指す。(取材・構成=竹内夏紀)

 

 プロ4年目シーズンを開幕1軍で迎えた。一昨年は自己最多68試合出場で77打席に立ったが、昨季は主に代走や守備固めで52試合で24打席に減少。目標のレギュラー奪取に向け、まずは出場機会を増やす。

 「現状はやっぱりそういった(途中出場での)活躍も大事になる。自分でもそこは理解して、今はそこにしっかり集中したい。試合に出ないと、結果も出ないし、打席にも立てない。もちろんその先に目指すのはスタメン、レギュラー。そこは忘れずにやりたいです」

 

 チームは開幕前に外野の藤原恭大が右膝蓋骨骨折、開幕直後には内野の安田尚憲が腰痛、藤岡裕大が「左太もも裏の張り」と、主力が次々に離脱。内外野をこなせるユーティリティープレーヤーの存在は大きい。

 「キャッチャー以外は今のところ全部練習していて、試合にも一応出場したことはあるので、どこでも行けるように常に準備しています。アマチュアの時は元々ショートしかやってこなかった。二塁もプロに入ってちゃんと練習しましたし、一塁と外野は人生で1回も練習したことなかったです。一塁は特殊なポジションですし、外野は距離感だったり、走りながら捕球することが内野に比べてすごい多いので、目線のブレとかはすごい難しいですね」

 

 群馬・館林市出身で、前橋育英高から国学院大を経て2020年ドラフト3位で入団した。今年は国学院大の後輩・武内夏暉がドラフト1位で西武に入団。対戦を心待ちにしている。

 「武内も1年生の時からリーグ戦で投げていた。その時、僕はショート。去年の12月くらいに、大学に挨拶に行った時にちょうど練習していたので、ちょっと話しました。『おめでとう』と言って、やっぱりドラ1なので『さすがドラ1だな、オーラあるなあ~』ってちょっといじったりしました(笑い)やっぱり後輩とか先輩だったり、知ってる選手との対戦は楽しみです」

 

 今季は現役ドラフトで西武から愛斗外野手が加入。誕生日も1日違い(愛斗が4月6日)で1歳上の先輩とはロッカーも隣同士で、すぐに打ち解けたという。

 「愛斗さんが入って来て、すごく仲良くさせてもらっています。(元から仲がいい?)全然です。最初は挨拶するぐらいの感じで、キャンプ途中ぐらいから仲良くさせてもらった。食事に誘っていただいて、一緒に行きました。(人柄?)むちゃくちゃ面倒見がいいですね、もちろん野球の話しも、それ以外の話しもします。この前は愛斗さんめっちゃスニーカー好きらしくて、携帯でナイキのスニーカーを調べながら話してました」

 

 登場曲は今年も変わらずに三代目J Soul Brothersの「R.Y.U.S.E.I.」。今年は1打席でも多く打席に立ち、自分の名前が入った名曲を本拠地に響かせるつもりだ。

 「決めるときに何にしようか結構悩んだんですけど、なんかどれもピンとこなくて、とりあえず名前入ってる曲にしようかなと。(登場曲は)入ってから1回も変えてないですね。(覚えられるからいい?)そうですね(笑い)」

 

 5日には26歳の誕生日を迎えた。今年こそは飛躍の年にする。

 「なかなか4年目になりますけど、そんな試合数も出てないですし、結果も出せていない。しっかり多くの試合に出て、少しでも結果を出せればいいなと思っています」

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