【日本ハム】伊藤大海2勝目ならず…7回3安打2失点の粘投も「先制点を与えたことが悔しい」

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2024.4.6(土) 07:15

黒色のユニホームで力投する日本ハムの伊藤(カメラ・堺 恒志)

◆パ・リーグ 日本ハム3x―2西武=延長12回=(5日・エスコンフィールド)

 日本ハムは西武に延長12回サヨナラ勝ちし、今季初の連勝を飾った。先発の伊藤大海投手(26)は、先制点を献上しながらも7回3安打2失点と粘投。3月29日ロッテ戦に続く自身2連勝とはならなかったが、開幕投手を任されたエースにふさわしい投球で7イニングを投げ抜いた。

 若きエースが、気迫の投球で同点劇を呼び込んだ。2点ビハインドの7回裏に打線が死球と犠飛を挟み5連打で2得点。同点に追い付くと、日本ハム・伊藤は何度も手を叩きながら白い歯をこぼした。

 昨季1勝7敗と大きく負け越した“鬼門”の本拠地での登板。昨年5月18日西武戦以来の勝利と自身2連勝を目指してマウンドに上がった。期間限定の黒色のユニホームを身にまとい、1回は1死から2番・西川を直球、3番・外崎をスプリットで連続三振。完璧な立ち上がりだったが、2回以降に少ないチャンスをものにされた。

 試合前に「第一目標」に掲げていた先制点の阻止。しかし、両チーム無得点の2回に先頭の4番・アギラーに二塁打を許すと、1死三塁から同じ道産子の6番・佐藤龍の一ゴロの間に失点。5回は先頭の5番・コルデロに外角のスプリットをバックスクリーンに運ばれて2点目を献上し「先制点を与えたことが悔しい。ホームランの1球がもったいなかった。先頭打者を出した回に失点しているので、先頭をきれたらもっと楽な展開で投げられた」と悔やんだ。

 6、7回も得点圏に走者を背負ったが、追加点は与えず。開幕戦(6回無失点)に続く2戦連続のクオリティースタートを披露。チームは延長12回サヨナラ勝ち。惜しくも本拠地で323日ぶりの白星を手にすることはできなかったが、エースの名に恥じない95球だった。

  〇…日本ハムは5日の西武戦から本拠地限定で「エスコンフィールド北海道1周年シリーズ」をスタート。黒を基調とした期間限定の新ユニホームを着用して試合に臨んだ。球場そのものをモチーフにしたデザインとなっており、対象試合は5~7日の西武戦、16、17日のソフトバンク戦、19~21日のロッテ戦となる。

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