
◆オープン戦 オリックス3ー0阪神(22日・京セラドーム大阪)
オリックス・宮城が、プロ5年目で初の開幕投手へ確定ランプをともした。負け投手になった昨年の日本シリーズ第7戦と同じ阪神を相手に、6回6安打無失点。キャンプから実戦5試合、計16イニングを無失点で、本番となる29日のソフトバンク戦(京セラD)へ完璧に総仕上げした。
「大きい目標としてはクリアしているし、細かい制球とかバランスを修正したいと思います」。この日の最速は、自己最速まで1キロに迫る153キロ。最遅のスローカーブは86キロだった。シリーズ第7戦で3ランを浴びたノイジーからは3三振。ここまでわずか1四球と内容も充実させ「最後まで気を抜かずに、体調管理を大事にしていきたい」と大役をイメージした。
先発陣は山本(ドジャース)と山崎(日本ハム)の2枚が抜けた。試合後、中嶋監督は「(開幕投手を)公表しなきゃいけないの? 別に(しなくても)良くないですか? 新しいスタイルってことで…」と冗談交じりに、報道陣をかわした。高卒3年目の山下が初の大役を務めた昨年も同様の言葉を残しており、新エースの肩書きを背負う22歳の左腕はもう、真っすぐに進むだけだ。昨季まで3年連続2ケタ勝利の安定感。突き抜ける1年が始まる。(長田 亨)