
球界騒然の新魔球が21日、ベールを脱いだ。ソフトバンク・宮崎キャンプのブルペンで「まっちぇ、いきま~す」と声を張り上げたのは、大津亮介投手(25)だ。直球の軌道ながら、一向に打者へと到達しない謎の球。本人いわく「チェンジアップの握りで真っすぐを投げる」。マッチョでも抹茶でもなく、真逆の球種を足して2で割った「真っチェ」が真相のようだ。
自慢の直球は150キロを超えるが、魔球は120キロほど。打者のスピード感覚を惑わせる“奥行き”を求めて習得した。「もう、自分のものになっていると思います」と口角を上げると、倉野投手コーチも「めちゃくちゃいい」と、相好を崩した。
直球、カットボール、スライダー、カーブ、チェンジアップ、ワンシーム、フォークと7球種を操る“変化球マニア”。新人の昨季は46試合に救援登板したが、今季から先発に転向する。チーム最軽量の63キロ右腕がタカ投の太い柱となるか。(田中 昌宏)