【オリックス】投手陣の「ジョーカー」が先発調整へ 21日楽天戦で登板「どのポジションであってもチームに貢献したい」

スポーツ報知

  • ニュース

2024.2.21(水) 05:00

キャッチボール前に体をほぐす山岡(カメラ・朝田 秀司)

 オリックス・山岡泰輔投手(28)が先発調整することが20日、分かった。昨年はリリーフで新境地を開拓し、投手陣のジョーカー的存在でもあった右腕。今季初の対外試合として21日の楽天戦(SOKKEN)に先発し、開幕ローテーション争いに加わる見通しだ。

 今キャンプはB班で調整を進め、18日に初登板したライブBP(実戦形式の打撃練習)では145キロを計測した。この日はブルペンでスライダー、チェンジアップなど全球種を計25球。「どのポジションであっても、チームのために貢献したいという気持ちは変わりません」と力を込めた。

 開幕ローテ入りした昨年は12試合で先発後、救援19試合で8ホールド、防御率1・91の好成績。プロ初セーブを含む3セーブとマルチな働きでリーグVに貢献した。今季、当初は「両にらみ調整」を視野に入れていたが、現時点で守護神・平野佳を柱とするリリーフ陣は質量ともに豊富。シーズン中に山岡の器用さが重宝される可能性もあるが、まずは慣れた先発でスタートすることになった。

 絶対的エースの山本(ドジャース)と山崎福(日本ハム)が抜けた先発陣は、宮城、山下、東、田嶋の4本柱が確定的。東と山下もこの日、初登板したライブBPで順調な仕上がりをアピールした。2年目・曽谷や斎藤、右肘手術からの復活を期す椋木らで争う残り2枠。山岡は19年に13勝4敗で最高勝率に輝いており、4連覇には欠かせない極上の切り札。キーマンになりそうな気配だ。(長田 亨)

関連ニュース

【オリックス】チーム最年長右腕も「頂上」目前「8合目ぐらいです」開幕へ視界良好
オリックス・山下舜平大が「対戦ない」のに挙げた嫌な打者は藤川球児氏も「一番苦手」…剛腕対談<上>
【オリックス】全員が即戦力 背番号90番台の新人トリオもペースアップ…20日から実戦形式へ
オリックス・山下舜平大の直球は握りに秘密 藤川球児氏が「大谷と同じ」と徹底解剖…剛腕対談<下>
【オリックス】この打線なら4連パ見えた!?「いい感じで、皆さん」中嶋聡監督はうれしい悩み

記事提供:

スポーツ報知
  • パ・リーグ.com トップ
  • ニュース
  • 【オリックス】投手陣の「ジョーカー」が先発調整へ 21日楽天戦で登板「どのポジションであってもチームに貢献したい」