【オリックス】この打線なら4連パ見えた!?「いい感じで、皆さん」中嶋聡監督はうれしい悩み

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2024.2.19(月) 05:00

特守で笑顔を見せる中嶋聡監督(カメラ・朝田 秀司)

◆紅白戦 紅組2―4白組(18日・SOKKEN)

 オリックスの「4連覇打線」が好発進に成功した。第4クール最終の18日、主力野手のほぼ全員が初実戦に出場。5イニング制で両軍合わせて、14安打6得点を記録した。中嶋聡監督(54)は「実戦を我慢させていたので」と、つながった攻撃に手応え。うれしい悩みを持ち帰った。

 紅白で2チームができそうな豪華布陣。早速アピールしたのが紅林だった。白組の「3番」として初回に中前打を放ち、さらに二塁打2本で3打数3安打1打点。侍ジャパンにも選出され、3番定着を目標にする正遊撃手は「もう、最高ですね。ずっと3番・ショートがいいです」と、居心地が良さそうだった。

 昨季は、12球団で3番目に多い135通りのオーダーでリーグ3連覇を達成した。「4番に入った選手の打率が非常に悪かった」と、中嶋監督は指摘。「そろそろいけるでしょ、首位打者!」と、4番奪取を指令されている頓宮は3回2死三塁で左越えへ2ラン。救援左腕・山田の初球、真ん中直球を仕留めた。この日は白組の5番。「打順はあまり気にせずに」と、持ち味のパワーで主張した。広島からFAで加入した西川は白組の2番に入り、5回無死一塁からの右前打で2得点につなげた。紅組の4番・新助っ人のトーマスも初回に中前打を放った。

 森や杉本も順調に仕上げており、打線のバリエーションは増えそうだ。中嶋監督は「元気やったですよね。いい感じで、皆さん。(実戦に)飢えていたんだな」と、うなずいた。「きょうの打順は関係ないですよ。まだ最初やもん。始まったばっかりやし」。つなぎも、大技も可能な新オーダー。最適解はいくらでもありそうだ。(長田 亨)

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