【オリックス】中嶋聡監督、“団結の黒ハット”で一体感 自らデザインしスタッフへプレゼント 

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2024.2.17(土) 05:00

全力疾走する水本勝己ヘッドコーチ(左)を笑顔で応援する中嶋聡監督(カメラ・朝田 秀司)

 オリックス・中嶋聡監督(54)が16日、宮崎キャンプ前半に合格点を出した。この日は投手、野手ともにコンディショニング系のメニューが中心で、正午に完全撤収。個別、自主練習は禁止とした。「選手はよく動いてますよ。振り込みの量もしっかりしている」。リーグ4連覇へ向けた準備は着々。一体感をテーマに17日から後半戦に入る。

 「元々、決まっていたので」と予定通りだった“半ドン”。キャンプ2度目となる全員参加のシャトルランで練習を締めた。8日の第2クールまで「(各選手が)自主トレでやってきたことを見る段階」と位置づけ、徐々に、そして順調にペースアップしてきた。

 指揮官が「そこだけは」とこだわるのがチームの一体感。2月上旬に球団スタッフへおしゃれな黒色のハットをプレゼントした。あごひも付きで、ロゴの「B」をネイビーカラーにするなど、自身でデザインを考え抜いた。キャンプ中の暑さ、紫外線対策だけでなく「これで1年間、活動をしてもらえるように」と屋外業務がメインとなる、スカウト陣にも配った。細やかな気配り。“団結の黒ハット”がまさにワンチームの証だ。

 絶対的エースの山本や山崎福が抜けても、宮城、山下らが充実の仕上がりを見せている。18日に行われる紅白戦には、森や西川ら主力野手がほぼ全員出場する予定。ベストオーダーの選定作業も、いよいよスタートする。「これでケガしたら、怒るで…」とここまで大きな故障者はなし。パ王者の足並みは、きれいにそろっている。(長田 亨)

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