【オリックス】吉田正尚「34」後継のドラ1が“プロ初打席初安打” 「崩されてしまったところもある」自己分析する余裕も

スポーツ報知

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2024.2.13(火) 05:00

5回、右前安打を放つ横山聖哉(カメラ・義村 治子)

◆オリックス紅白戦 紅組0―1白組(12日・SOKKENスタジアム)

 オリックスのドラフト1位・横山聖哉内野手(18)=上田西高=が12日、今キャンプ初の紅白戦(SOKKEN)で満点デビューを飾った。5回2死の代打で右前打。対外試合を前に“プロ初打席初安打”を放った。

 横山聖には自己分析する余裕があった。「崩されてしまったところもある。ヒットゾーンに飛んだのはいい角度というか、バットの出(方)もいいのかなと思います」。試合前に「1打席立つかも」と告げられていた出番。昨年の10月以来という実戦で、1ストライクから育成右腕・中田の低め直球をきっちりととらえた。

 高校通算30本塁打の左打者。西武・佐野スコアラーは「タイミングの取り方が吉田正尚に似ている」とストレートに称賛した。大リーグ・Rソックスで活躍するかつての看板打者の入団時と同じ背番号34。プロ入り前に吉田から贈られたサイン入りバットも宝物にしている。「その背番号をもらっている限りは、しっかり活躍して、みんなに認めてもらえるようになりたい」。出塁後も集中力を保ち、相手の暴投ですかさず二塁を陥れた。遠投も120メートルのスケール。守備機会こそなかったものの、最後は遊撃からの景色も体感し、「早い段階でプロの打球を経験したい」と貪欲だった。

 同じく高卒でプロ入りした中嶋監督は「『なんじゃこの球』と思いましたからね」と、レベル差に衝撃を受けた自身の新人時代を回顧し、「当たるだけですごい」と能力の高さを褒めた。13日の休養日を挟み、14日からの第4クール以降も状態を見ながら出場機会を増やす方針。この日までの3連休で計7万人を超すファンを集めたオリックスには、フレッシュなパワーも満ちあふれている。(長田 亨)

 ◆横山 聖哉(よこやま・せいや)2005年10月28日、長野県生まれ。18歳。上田西高では1年春からベンチ入り。2年春から遊撃レギュラー。投手も兼任し、最速149キロ。23年のドラフト1位でオリックス入団。181センチ、85キロ。右投左打。

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