【ソフトバンク】有原航平、移籍後初の開幕投手へ「もちろん投げたい」阪神・岡田監督の“諫言”なんの

スポーツ報知

  • ニュース

2024.1.25(木) 16:34

自主トレを公開したソフトバンク・有原航平

 ソフトバンク・有原航平投手が25日、移籍後初の開幕投手の座を勝ち取ると誓った。福岡・タマホームスタジアム筑後で自主トレを公開。滞在先の大阪からの移動で新幹線が大幅に遅延したため、バタバタで球場入り。キャッチボールなど体をほぐす程度の調整だったが、言葉は力強かった。

 「チームを代表して第1試合目を任されているっていうのがある。普通の1試合とは違う。もちろん投げたいなという気持ちはあります」

 小久保新監督は和田毅投手とともに「オープン戦の結果は問わない」と有原の開幕ローテ入りを明言している。それでも「オープン戦から結果も出していかないと選んでもらえないと思う」と早大の先輩との“一騎打ち”を勝ち抜く腹づもりだ。移籍1年目の昨季、チーム唯一の2ケタ勝利(10勝5敗)を挙げてエース級の働きを見せた右腕。日本ハム時代の17年、20年に続く3度目の大役へと腕をぶした。

 24日に阪神・岡田彰布監督が講演の席で「開幕投手をやると、そこからエース級ばかりと対戦するから勝ち星は増えない。最多勝を狙うのなら開幕投手をしたらきつい。給料を上げようと思ったら、やらない方がいい」と話した。伝え聞いた有原だが「与えられたところで頑張るしかない。相手を気にしないというか、自分のベストを尽くすことしか考えてない」とキッパリ。他球団エースとの投げ合いが続く“金曜日の男”へと覚悟は固めている。

 この日午前、今季のスローガンが「VIVA 美破!」に決まった。小久保裕紀監督の掲げる「美しいチーム」「美しい野球」を具現化したキャッチコピー。有原なりの「美しい野球」の意味を問われて「去年、筑後で(2軍監督だった)小久保さんと一緒にやらせてもらった。『当たり前のことを当たり前にやる』とすごく言われた。各自がやるべきことをルールを守ってやることが、そういうことにつながる」と力説した。有原がやるべきことは、エースとしてチームをけん引すること。有原で始まり、有原で終わる―。まさに「有終の美」で今季を飾る。

関連ニュース

【ソフトバンク】新スローガンは「VIVA」美破!…小久保裕紀監督「妻はVIVANTと。それは何?」
【ソフトバンク】東浜巨、被打率.289から.233への取り組み「企業秘密」のヒントは宝刀シンカー復活
【ソフトバンク】東浜巨「興奮しますよ。沖縄、雪降らないんで」渋滞なんの降雪の筑後でハイテンション
【ソフトバンク】中村晃、4年連続GG賞の定位置こだわらない「山川君は一塁がメイン。僕は外野も一塁も」
【ソフトバンク】小久保裕紀監督がリバン・モイネロとの会談プラン明かす 「会ってから」今季の起用法を最終決定

記事提供:

スポーツ報知