【ロッテ】石川慎吾、親友の起死回生3ランに涙…23年担当記者の記憶

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2023.12.31(日) 12:40

CS第1S第3戦、10回に同点3ランを放ち、ガッツポーズする藤岡(手前)

 ■石川慎吾 見つけた新たな居場所 10・16CS第1S第3戦・ソフトバンク戦(ZOZO)

 藤岡とハイタッチした石川慎の頬には涙が伝っていた。1勝1敗で迎え、負ければ終戦というCS第1ステージ第3戦。延長10回で3点ビハインドという絶体絶命の局面から藤岡の同点3ランが飛び出した。ベンチでヒーローとハイタッチを交わすと、どっと涙があふれた。「うれし涙ですね。正直、感動した部分が大きかった」。野球で涙を流したのは東大阪大柏原で3年夏に甲子園出場を決めて以来、2度目だった。

 7月に巨人からトレードで加入し、右も左も分からない中でサポートしてくれたのが同い年の藤岡だった。「僕がやりやすいように、プライベートの時間も一番長く過ごした」。支えてくれた同学年の一発に、思わず感情があふれた。

 「4、5月のことを考えると、10月の自分の姿は想像できなかった。一生懸命やってると本当にいいことがあるんだなって」。巨人では2軍で好成績を挙げながら1軍昇格の声はかからなかったが、歯を食いしばって耐えてきた。藤岡の支えもあり、見つけた新たな居場所。来季は自らの仕事で流すうれし涙を期待したい。(小田原 実穂)

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