【オリックス】山本由伸の契約にナインも驚嘆 宮城「単純にすごい」 71億円超の譲渡金も

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2023.12.23(土) 05:20

オリックス・宮城大弥

 オリックスからポスティングシステムを利用して米移籍を目指していた山本由伸投手(25)が21日(日本時間22日)、ドジャースと12年総額3億2500万ドル(約465億円)のメジャー投手史上最大となる契約で合意した。身体検査などを経て、近日中に正式に入団が発表される見込み。

 山本のドジャースとの契約合意報道に、オリックスナインも驚嘆の声を上げた。22日、弟分でもある宮城は「単純にすごい。(米国で)投げてないのに歴代1位って…」と投手史上最高額での契約に仰天。一報はSNSで知り「すごく身近にいた先輩が、めっちゃすごい人になりました。日本人の力を見せてほしいです」と自分のことのように胸を張った。

 「すごいですね。ちょっと、訳が分からん金額なんで…。楽しみです。しかもドジャース!」とうなったのは、山本と同じ98年生まれの山崎颯。ドジャースには自身が憧れる右腕・ビューラーも在籍しており「大谷さんが入団したのもすごい。由伸がメジャーでどんな投球をするのか。本当に興味深いし、ワクワクします」と声を弾ませた。

 山本は絶対的エースとして、リーグ3連覇の原動力となってきた。大きな柱を失うことになったが、来季高卒4年目を迎える山下は「勉強しながら見たい」と先輩の姿を教材とするつもりだ。「日本人選手が活躍してくれたら、自分たちにもいっぱいチャンスがあると思う」。メジャー好きで、ダルビッシュや大谷にも憧れる21歳。大きな刺激を受けることは間違いない。

 球団には、71億円を超える譲渡金が入るとみられる。来季のチーム総年俸は26億1120万円(外国人除く)ながら、昨年のRソックス・吉田正の約21億円と単純に合算すれば、2人のポスティングに伴って受け取る譲渡金は92億円超。ともに代えの利かない投打の看板だったが、2年連続でそれぞれの夢を後押し。オリックスの誇りであることに変わりはない。(長田 亨)

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