【ソフトバンク】西武からFAの山川穂高の獲得を正式発表 超異例の即日入団会見 宣言後初の肉声で何を語るか

スポーツ報知

  • ニュース

2023.12.19(火) 11:00

ソフトバンク入りが発表された山川穂高 

 ソフトバンクは19日、西武から国内FA権を行使した山川穂高内野手(32)が入団すると発表した。背番号は「25」。午後1時から福岡市内で入団会見が行われる。即日会見は超異例の対応だ。

 今年5月に自身の不祥事が発覚した山川は西武から無期限の公式試合出場停止処分を科され、今季17試合の出場に終わったが、故障者特例措置によって国内FA権を取得。11月14日に同権利を行使したが、「これからの野球人生に対して重い責任を持ち続けることの覚悟」などと文書で理由を説明しただけで、沈黙を貫いてきた。その後はソフトバンクが約1か月、不祥事などに関する獲得調査を進めてきた。総合的に問題がないと判断し、今月13日に山川の代理人と接触した。4年総額16億円超の大型契約で大筋合意。17日に山川側が宣言残留を認めていた西武に断りの連絡を入れ、あとはソフトバンクからの正式発表を待つだけだった。

 球団内で獲得反対の意見が出ていたことも事実で、獲得報道後も多くのクレームが寄せられているようだが、チームにとっては待望だった右の長距離砲をゲット。柳田、近藤らに通算218本塁打の山川が加入した強力打線は他球団の脅威になる。小久保新監督の下、4年ぶりのリーグ優勝、日本一に向けて戦力が整ってきた。

 ◆山川 穂高(やまかわ・ほたか)1991年11月23日、沖縄・那覇市生まれ。32歳。中部商、富士大を経て13年ドラフト2位で西武入団。18年、19年に2年連続本塁打王に輝き、22年は本塁打と打点の2冠。今年3月の第5回WBC日本代表。通算成績は786試合で打率2割5分6厘、218本塁打、575打点。176センチ、103キロ。右投右打。今季年俸2億7000万円。

 ◆山川を巡る騒動の経緯 「文春オンライン」が5月11日、山川が昨年11月に当時20代の知人女性に対して都内のホテルで性的な暴行を加えたとして被害届が出されていると報道すると、球団は翌12日に「総合的に判断してコンディション的に」との理由で山川の出場選手登録を抹消。以降は3軍で練習を続けた。5月23日に強制性交容疑で書類送検され、8月29日に不起訴に。球団は9月4日に無期限の公式試合出場停止処分を科したが、非公式戦にあたる10月のフェニックス・リーグに本人が志願して実戦復帰を果たした。

関連ニュース

【写真】山川穂高の近影
【速報】西武からFAの山川穂高が48日ぶり肉声…球場小部屋でソフトバンク入団会見
山川穂高、妻の支えに感謝「こんな僕でも優しくしてくれた」不祥事を話すと…
ダルビッシュ激白、WBCの地マイアミのステーキ店でぼったくられた
ソフトバンクが山川に提示した背番号は

記事提供:

スポーツ報知