
◆パ・リーグ 西武3―7ソフトバンク(24日・ベルーナドーム)
ソフトバンクが、2位・西武との直接対決で力を見せつけた。この日も打線の中心にいたのは4番・栗原だ。1点を追う4回無死一、三塁。渡辺の初球を「最悪犠牲フライになってくれれば」と振り抜いた打球は、左中間スタンドに飛び込んだ。両リーグ一番乗りの30号到達の3ラン。「(シーズンが)始まる前は全然考えていなかった」と自身でも驚きながら喜んだ。
21年の21本がキャリアハイだった選手会長が、球史を彩る強打者たちと肩を並べた。球団で両リーグ最速30号は24年の山川以来だが、球宴前の到達は05年の松中(中日打撃コーチ)以来、21年ぶり。過去に最速到達した5人(6度)はいずれも本塁打王を獲得。栗原自身は「できるだけ多く」と目の前の数字に一喜一憂しないが、小久保監督は「欲を出して狙ってほしい」と、まずは40本の大台突破へ、さらなる量産を求めた。
2点リードの7回1死三塁では近藤にも23号2ランが飛び出し、松本裕、杉山の勝ちパターン2人は温存したまま快勝。9連戦6試合目での移動ゲームで総合力の高さを見せ、指揮官は「みんなよく頑張りましたね」と称賛した。2位とのゲーム差は今季最大の5・5。首位独走態勢が固まってきた。(森口 登生)
◇パではおかわり君以来のハイペース
栗原(ソ)が両リーグ最速30号到達。球団で両リーグ30号一番乗りは([本]はその年の本塁打、★は本塁打王)
年度 打者 [本]
57年 野村克也 30★
62年 野村克也 44★
63年 野村克也 52★
88年 門田博光 44★
05年 松中信彦 46★
24年 山川穂高 34★
26年 栗原陵矢 ?
5人目7度目。過去の6度はいずれも本塁打王になっている。また、オールスター前に30発は、22年村上宗隆(ヤ)以来、パでは09年中村剛也(西)以来、球団では05年松中以来。