【日本ハム】石井一成 同学年の元チームメート大谷翔平から刺激…来季は「全試合出場」だ

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2023.12.11(月) 08:46

旭川市内のイベントに出席し、仲良くピースする日本ハム・石井(右)と江越(カメラ・堀内 啓太)

 日本ハム・石井一成内野手(29)が10日、同学年で元チームメートの大谷翔平投手(29)を“目標”に掲げた。旭川市内の「旭川日ハム会選手交流会」に江越大賀外野手(30)と参加。米大リーグ史上最高の超大型契約でドジャース入りを決めた大谷とは17年に共にプレーし「神様みたいな存在。翔平が目標」と大いに刺激を受けていることを明かした。巻き返しを誓う来季は「全試合出場」とレギュラー奪取を狙う。

 同じ94年生まれとして、興奮を隠せなかった。エンゼルスからFAとなっていた大谷が10年総額1014億円の破格の契約でドジャース入りを決断。石井は「すごすぎて神様みたいな存在。同学年だけど憧れですし、刺激受けまくりですね」と元同僚への思いを口にした。

 大卒1年目の17年、当時プロ5年目で渡米前ラストイヤーだった大谷とプレーした。入寮時はオーラに圧倒され「花巻東時代から超有名で、最初はタメ語でなんて話せなかった」。しかしお互い遠出や外出をあまり好まない性格だったこともあり、徐々に意気投合。気付いた頃には寮近くの店で何度も食事をする仲になり「普段は普通。よくふざけてるし、普通の29歳っすよ」と言える間柄になった。大谷に刺激を受けながら1年目は114試合に出場。オフには札幌で同学年会を開いて一緒にすしも食べた。「翔平の後ろを守ったことは一生自慢できる」と今でも自然と笑みがこぼれる。

 7年目の今季は開幕スタメンを勝ち取るも、4月に左肩甲下筋肉離れで離脱。最後まで打撃の状態は上がらず、キャリアワーストの36試合で打率1割6分9厘、0本塁打、4打点と屈辱を味わった。「全試合出ないとレギュラーじゃない。来年は143試合(出る)。若いやつには負けない」。1月は昨季首位打者の松本剛が率いる沖縄・伊江島自主トレに志願して参加する。「打撃で何かきっかけをつかみたい」と来季に懸ける思いを行動に移した。

 「翔平が、より『やらなきゃな』って思いにさせてくれる」。舞台は違えど、海の向こうから届く仲間のニュースは何よりの発奮材料だ。この日のイベントでは最後に「大谷翔平選手が目標です!」と声を張った。過去の自分を超える。石井の心に、もう一度火がついた。

(堀内 啓太)

 〇…江越は北海道でのビールかけをファンに約束した。移籍1年目は「人生を変える気で必死にやった」と自己最多100試合に出場。しかしチームは最下位で古巣・阪神は日本一となり「優勝の瞬間を(画面で)見ることしかできなかった。来年はビールかけがしたい。新庄監督を胴上げしたい」。現在打撃改革に取り組んでいる俊足強肩の30歳は「来年の結果は野球人生を左右する。守備は負けない。スタメンで出るなら打たないと」と覚悟をにじませた。

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