オリックス・宜保翔内野手が２８日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、９００万円アップの１８００万円（金額は推定）でサインした。「シーズン初めはめちゃくちゃ良くて、今年いい感じと思ったんですけど、日本シリーズ、ＣＳでもっと出たかった」と、手応えと悔しさが入り交じった感情を口にした。

　今季は自己最多の６２試合に出場し、打率２割７分９厘、９打点の成績をマークした。ただ、ポストシーズンは計３試合の出場で、３打席しか立てなかった。「準備はしてチャンスは待っていたんですけど、チームの兼ね合いもある。来年は試合に出て、日本一という気持ちが強いです」と二塁の定位置奪取に闘志を燃やした。

　来年１月は昨年に続き、地元・沖縄で陸上短距離の与那原良貴選手に弟子入りし、瞬発力などのフィジカル強化に励む。「走りの部分はもちろん速くなるんですけど、トレーニングや休憩の取り方も考えるようになった」。５０メートル５秒８の俊足にさらに磨きをかけるつもりだ。

　来年５月１４、１５日はロッテ戦が沖縄セルラースタジアムで開催される。「めっちゃ緊張するなと思います。高校で甲子園出るよりも、プロ野球選手として沖縄で試合に出たい気持ちが強かった。頑張って試合に出られるようにしたい」と意気込んだ。

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