【日本ハム】ドラ2・進藤勇也捕手、開幕マスクで伊藤大海の「球を受けたい」…恩師は新庄監督の元コーチ
スポーツ報知
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2023.11.27(月) 05:05
日本ハムに新入団した選手の披露イベントが26日、エスコンフィールドで行われた。支配下5人、育成3人の計8選手が、2000人のファンの前でプロの第一歩を踏み出した。ドラフト2位の進藤勇也捕手(21)=上武大=は、新庄剛志監督(51)を高校時代に指導した恩師から聞いた“伝説”を刺激に、開幕スタメンを狙う。
伝え聞いていた憧れの存在との共演に、進藤が気持ちを高ぶらせた。日本ハムの選手として初のイベントを終え「試合より緊張しました。結構やばいです」と苦笑した。2つ横の席では新庄監督が見守っていた。福岡・筑陽学園高時代に恩師から何度も聞いた話を思い返し、身が引き締まった。
3年間、監督として指導してくれた江口祐司氏は、新庄監督が西日本短大付高に通っていた時、コーチを務めていた。「当時から周りと違う、やっていることは飛び抜けていたという話を、ずっと聞いていた。ティー打撃をしていても話しかけられない。本当に集中していたと言われてました」。高みを目指して取り組んでいたその姿勢に進藤も刺激され、汗を流してきた。
指名直後から「縁があるんだな」と入団した1年目の目標を明確にした。来年の開幕投手は「球界を代表する投手。球を受けたい」と思っていた伊藤大海(26)が務める。それを受け「開幕、狙っていきたいなと思います」と熱望した。26日時点で支配下の捕手登録は8人。競争は激しいが、新庄監督からも「進藤君なんか(1軍キャンプで)見てみたい」と言葉ももらった。開幕1軍へ「スローイングがいいけどキャッチングがダメとかなると、チーム内の信頼はもらえない。常に高みを目指していきたい」。意識してきた総合力を示し、飛躍への道を切り開く。
趣味は筋トレ。休日もジムに通い、2時間のトレーニングは欠かさない。「自信があるのは腕とか胸。パンプアップした体を見るのに快感を覚えて」と鍛えてきた。千葉・鎌ケ谷のジムも見たが「エスコンの設備は過去最高」と感銘を受けた。自慢の体に更に磨きをかけるべく、進藤が1軍定着を目指す。(砂田 秀人)
◆3位・宮崎一樹、清宮さんと共闘
先輩との共闘を心待ちにした。中学時代に所属した調布シニアの2学年上に、清宮がいた。「その時は憧れすぎて。しゃべりかけもできないような」と振り返るほど遠い存在だったが、同じチームでプレーすることとなった。山梨学院高で70キロだった体重は83キロまで増え、打力が向上。50メートル走5秒台に遠投120メートルと高い身体能力も身に着けた今、「清宮さんはプロで何年もやっている選手。打撃の面でたくさん聞きたい」と胸を躍らせた。
◆5位・星野ひので、西武光成との対戦を熱望
俊足と強肩を兼ね備えた右の長距離砲が“光成撃ち”を誓った。対戦したい投手を問われ「同じ群馬出身のライオンズの高橋光成投手と対戦したい」。小学6年時に参加した野球教室の時に手をつないで引っ張ってもらった経験があり「それから『プロ野球選手かっこいいな』と思うようになった。すごく憧れの選手」と対決を心待ちした。
◆育成1位・浜田泰希、背番「1」目標
背番号111から大出世で「1」を目指す。身長189センチの大型遊撃手は「目立ちたがり屋。目立つのが好き。そこが新庄監督とかぶっている」とニヤリ。指揮官は「一緒に住もっか? あの子おもしろい。デカイ。メジャーにいるよね、190センチのショート。そうなってくれたら」と期待した。主将を務めた京都国際では主に外野だったがプロでは内野で勝負。「支配下登録されて1軍で出て、新庄監督のようにいつかは1番をつけたい」と目を輝かせた。
◆育成2位・平田大樹(高校通算21本塁打。入団テストを経て指名)「滋賀出身で釣りが趣味。(釣り好きの伊藤に)僕がバス釣りを教えたい」
◆育成3位・加藤大和(身長190センチの大型左腕)「加藤貴之選手のような安定感、カーショー選手(ドジャース)のようなド派手な投球をしたい」
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