【侍ジャパン】西武・隅田知一郎、韓国相手に7回3安打0封「自信を持って投げた」

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2023.11.18(土) 05:40

好投した隅田(カメラ・中島 傑)

◆カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023 1次リーグ 日本2―1韓国(17日・東京ドーム)

 「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」の1次リーグが行われ、侍ジャパンは韓国に勝利し2連勝。第3戦となる18日のオーストラリア戦の結果にかかわらず2位以上が確定し決勝進出を決めた。先発の隅田知一郎投手(24)が7回3安打無失点の好投。打線は3回に牧秀悟内野手(25)の併殺打の間に先制すると、万波中正外野手(23)が4回にバックスクリーンへ飛び込む特大弾を放ちアジア最大のライバル国相手に躍動した。

 終始冷静だった隅田が最後に感情を爆発させた。2点リードの7回1死。二塁・門脇の失策から走者を背負ったが、三塁・佐藤輝が次打者のライナーをジャンピングキャッチ。飛び出していた一塁走者もアウトにする併殺プレーに、拳を握った。77球を投げ、7回3安打無失点と先発の役割を果たした。「ストライク先行で、テンポ良く投げたら攻撃につながる」。圧巻の投球で決勝進出へと導いた。

 制球力が光った。初回はストライクのみの7球で3者凡退。「自信を持って投げた」と落ち球と直球を軸に3回までパーフェクト。韓国首脳陣は10日の強化試合・巨人戦(宮崎市清武)を視察し、対策を組んできたが、左腕は三塁を踏ませない快投で圧倒した。井端監督も「これ以上ない投球。感謝しかない」と握手を交わした。

 WBCで大谷もつけた背番号16に「(意識は)全くなかったです」と笑いながらも、「大舞台で投げさせてもらえて、(今までで)一番」と胸を張った。決勝では西武・今井が先発予定。頼れる先輩右腕へ、しっかりとバトンをつないだ。(森脇 瑠香)

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